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北朝鮮のファーストレディ、公式外交舞台に登場…「正常国家」誇示を狙い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の夫人、李雪主(リ・ソルジュ)氏が公式外交舞台にデビューした。金日成(キム・イルソン)主席・金正日(キム・ジョンイル)総書記の夫人が平壌(ピョンヤン)で海外国賓を迎える場合はあったが、北朝鮮のファーストレディが海外で公式に活動したのは初めてだ。

李雪主氏は中国北京に留まる間、ベージュ色のツーピース姿で金正恩委員長に付き添っていた。金正恩氏が26日午後3時、北京駅に到着してから人民大会堂→中関村(中国版シリコンバレー)などに移動するたびに彼のそばで歓迎する人々に向かってずっと微笑みを浮かべて手を振った。金正恩氏が北朝鮮で現地指導に行く時、時々同行しながら身につけた自然な姿だった。

金正恩氏は幼い頃、スイス・ベルンに住みながらグローバルスタンダードに接する機会が多かっただろう。国際舞台で夫人を同行する姿が彼には自然だ。金正恩氏はそれが「正常国家」に向かう過程の一つだと判断したかもしれない。金正恩氏は12歳から6年間、スイス・ベルンに留まったと知られている。


トウ小平が最高指導者になった後、1979年1月に米国を訪問した時にも卓林夫人と同行した。毛沢東が一度も見せなかった場面だ。トウ小平は1918年(14歳)にフランスに渡って1924年(20歳)まで滞在した。彼はそこでグローバルスタンダードを体験した。国際社会に正常国家のイメージを見せるのに夫人を同行することのような劇的な効果を上げられるのはない。

したがって、金正恩氏は米朝首脳会談を平壌でない海外で行う場合、李雪主夫人を同行すると予想される。彼は中朝首脳会談で本人・習近平主席・李雪主夫人・彭麗媛夫人と共に撮影した写真のように、本人・トランプ大統領・李雪主夫人・メラニア夫人の姿を想像することができる。金正恩氏は米国を含めて全世界に北朝鮮は「おかしな隠遁の国」でなく、「正常国家」というイメージを李雪主夫人を通じて見せようとするだろう。



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