現在、インドでエアコン市場トップは韓国のLGエレクトロニクス。マラリア・デング熱など病気の被害が大きいという点に着眼し、超音波で蚊を追い払うエアコンを出した。インド人の好みに合わせて派手な花模様が入った製品も出した。徹底的な現地化戦略が的中したのだ。
「電子王国」日本の柱は最高の製品を作る職人精神を象徴する「ものづくり」だ。しかし1990年代以降、ものづくりは「品質と機能さえ優れていればよく売れる」という日本企業の驕りにつながった。顧客の声には耳を傾けず、高級化戦略を通じてブランド価値を高めることばかり考えた。一方、サムスン・LGなど韓国企業は現地消費者の性向と需要を分析し、消費者が望む製品を作った。韓国企業は日本企業が先に獲得した市場を一つ、二つと奪っていった。
「電子王国」日本の柱は最高の製品を作る職人精神を象徴する「ものづくり」だ。しかし1990年代以降、ものづくりは「品質と機能さえ優れていればよく売れる」という日本企業の驕りにつながった。顧客の声には耳を傾けず、高級化戦略を通じてブランド価値を高めることばかり考えた。一方、サムスン・LGなど韓国企業は現地消費者の性向と需要を分析し、消費者が望む製品を作った。韓国企業は日本企業が先に獲得した市場を一つ、二つと奪っていった。
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