李明博(イ・ミョンバク)元大統領が徹夜取り調べを終えて15日午前6時25分ごろ、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)自宅に帰宅した。前日検察に出頭して約21時間ぶりだ。この日、検察が尋ねて李元大統領が答える尋問は夕方11時55分ごろ終わった。だが、李元大統領はその後、調書の検討だけで6時間30分程度がかかり、約2日間続いた取り調べの内容を検討した。
昨年3月21日、同じ場所(ソウル中央地検1001号)で取り調べを受けた朴槿恵(パク・クネ)前大統領の場合、検察尋問14時間、調書の閲覧に7時間30分がかかり、計21時間30分間の取り調べが行われた。当時、朴前大統領は取り調べを終えた後、午前6時55分に庁舎を出た。
李元大統領は取り調べを終えた後、淡々とした表情でソウル中央地検庁舎の外に歩いて出た。検察出席当時とは違って対国民メッセージはなかった。「自動車部品会社DASが本人の所有ではないとの立場には変わりはないのか」という記者の質問には答えなかった。ただし、弁護団と検察職員などに向かって「皆さん、ご苦労様でした」という言葉を残した後、直ちに待機していた車両に搭乗して帰宅した。
李元大統領は検察の取り調べで初めての質問だった「DASの実所有主疑惑」から最後まで容疑を全面否認した。黙秘権を行使したり質問を回避したりせず、自身の立場を積極的に述べたが、その内容を聞くと容疑を認められないという釈明性回答がほとんどだった。2007年大統領選候補時代にDASの実所有主疑惑を「真っ赤な嘘」と言った時と同じ態度だった。
李元大統領が息子のシヒョン氏にDASの経営権を明け渡そうとした情況が含まれた報告書など、検察が客観的な状況証拠を提示すると、李元大統領は「たくさん準備した」として多少萎縮したかのような姿を見せた。だが、大きな枠組みで見ると、検察の取り調べを「政治工作」と見なして容疑を否認した既存の立場を繰り返した。
検察の取り調べは提起された疑惑と容疑をめぐり李元大統領側と事実関係を争う姿でない、項目別に着実に立場を確認する形に近かった。検察の取り調べに協力して事実上、自白に近い供述をした核心関係者を呼んで李元大統領と対面尋問を行うなどの取り調べは行われなかったという。
検察は「報告を受けたことがない」「実務ラインで処理しただけで私は知らないことだ」「事実無根だ」など相次いだ容疑否認にも淡々と準備された質問を続けていった。このような検察の態度には容疑を否認する供述だとしても検察にとってはこのような回答が司法処理のための要件に当たるという判断がある。
特に、金伯駿(キム・ベクジュン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)総務企画官など「従犯」が拘束されただけに、検察にとっては「主犯」に定めた李元大統領に対する拘束令状の請求が自然な手順という分析も出ている。特に、尋問調書に被疑者が容疑を否認する回答で一貫したという記録が残る場合、拘束令状請求の主な理由として働く可能性が高い。検察は取り調べの結果に基づいて拘束令状請求に関連した意見をまとめた後、文武一(ムン・ムイル)検察総長に報告して最終決定を下すという計画だ。検察はこの日、1度の取り調べ以外に李元大統領に対する追加聴取は検討していない。
事前逮捕令状を請求するかどうかは遅くても来週初めごろに結論が出るものと見られる。検察内部では来年6月に予定されている地方選挙に対する政治的影響を最小化するためにも早い決断を下す必要があるという共感がある。昨年3月21日、検察に出頭して取り調べを受けた朴前大統領の場合、6日ぶりに拘束令状が請求された。
昨年3月21日、同じ場所(ソウル中央地検1001号)で取り調べを受けた朴槿恵(パク・クネ)前大統領の場合、検察尋問14時間、調書の閲覧に7時間30分がかかり、計21時間30分間の取り調べが行われた。当時、朴前大統領は取り調べを終えた後、午前6時55分に庁舎を出た。
李元大統領は取り調べを終えた後、淡々とした表情でソウル中央地検庁舎の外に歩いて出た。検察出席当時とは違って対国民メッセージはなかった。「自動車部品会社DASが本人の所有ではないとの立場には変わりはないのか」という記者の質問には答えなかった。ただし、弁護団と検察職員などに向かって「皆さん、ご苦労様でした」という言葉を残した後、直ちに待機していた車両に搭乗して帰宅した。
李元大統領は検察の取り調べで初めての質問だった「DASの実所有主疑惑」から最後まで容疑を全面否認した。黙秘権を行使したり質問を回避したりせず、自身の立場を積極的に述べたが、その内容を聞くと容疑を認められないという釈明性回答がほとんどだった。2007年大統領選候補時代にDASの実所有主疑惑を「真っ赤な嘘」と言った時と同じ態度だった。
李元大統領が息子のシヒョン氏にDASの経営権を明け渡そうとした情況が含まれた報告書など、検察が客観的な状況証拠を提示すると、李元大統領は「たくさん準備した」として多少萎縮したかのような姿を見せた。だが、大きな枠組みで見ると、検察の取り調べを「政治工作」と見なして容疑を否認した既存の立場を繰り返した。
検察の取り調べは提起された疑惑と容疑をめぐり李元大統領側と事実関係を争う姿でない、項目別に着実に立場を確認する形に近かった。検察の取り調べに協力して事実上、自白に近い供述をした核心関係者を呼んで李元大統領と対面尋問を行うなどの取り調べは行われなかったという。
検察は「報告を受けたことがない」「実務ラインで処理しただけで私は知らないことだ」「事実無根だ」など相次いだ容疑否認にも淡々と準備された質問を続けていった。このような検察の態度には容疑を否認する供述だとしても検察にとってはこのような回答が司法処理のための要件に当たるという判断がある。
特に、金伯駿(キム・ベクジュン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)総務企画官など「従犯」が拘束されただけに、検察にとっては「主犯」に定めた李元大統領に対する拘束令状の請求が自然な手順という分析も出ている。特に、尋問調書に被疑者が容疑を否認する回答で一貫したという記録が残る場合、拘束令状請求の主な理由として働く可能性が高い。検察は取り調べの結果に基づいて拘束令状請求に関連した意見をまとめた後、文武一(ムン・ムイル)検察総長に報告して最終決定を下すという計画だ。検察はこの日、1度の取り調べ以外に李元大統領に対する追加聴取は検討していない。
事前逮捕令状を請求するかどうかは遅くても来週初めごろに結論が出るものと見られる。検察内部では来年6月に予定されている地方選挙に対する政治的影響を最小化するためにも早い決断を下す必要があるという共感がある。昨年3月21日、検察に出頭して取り調べを受けた朴前大統領の場合、6日ぶりに拘束令状が請求された。
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