昨日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)安保室長は米ホワイトハウスでトランプ大統領に会った後、「金委員長がトランプ大統領に早期に会うことを希望し、これに対してトランプ大統領も5月中に会う意思を明らかにした」と発表した。朝米首脳会談の朗報は戦雲が漂う韓半島には大反転といえる。昨年、北朝鮮が6回目の核実験と米本土到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射をし、米国と北朝鮮の間には武力衝突の雰囲気が形成された。当時、トランプ大統領は「炎と怒り」を警告しながら軍事オプションを排除しないと述べた。実際、ワシントンでは対北朝鮮先制打撃論も広まった。北朝鮮も米国領グアム周辺に対する包囲射撃を検討中だと威嚇した。双方の「言葉戦争」は、今年1月に金委員長が「新年の辞」で「核のボタンは机の上にある」と発言して増幅した。トランプ大統領も「私はより大きくて強力な核のボタンがある」と受け返して危機が高まった。
このように暗鬱な状況で逆転劇を引き出した文在寅政権の「仲介外交」は評価に値する。文大統領の「運転席論」が通用したようだ。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)をきっかけにした南北高官級の対話が触媒になった。金委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)の韓国訪問、対北朝鮮特使団の訪朝と金委員長との面会につながり、北朝鮮の意思を打診して米国に伝達するにいたった。
このように暗鬱な状況で逆転劇を引き出した文在寅政権の「仲介外交」は評価に値する。文大統領の「運転席論」が通用したようだ。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)をきっかけにした南北高官級の対話が触媒になった。金委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)の韓国訪問、対北朝鮮特使団の訪朝と金委員長との面会につながり、北朝鮮の意思を打診して米国に伝達するにいたった。
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