【時論】鉄鋼関税が爆弾なら「トランプ核爆弾」がくる可能性も
米国の一方的な貿易措置はその根が深い。1930年、スムート・ホーリー法は輸入関税を一挙に平均52%まで引き上げ、貿易相手国の報復関税を招いた。対外貿易を極度に委縮させ、むしろ大恐慌を深刻にした主犯に挙げられ、歴史上の悪法の一つと評価される。結局、米議会は1934年に互恵通商協定を制定し、関税交渉権を政府に付与することで互恵的な関税引き下げを許容するしかなかった。
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