自由韓国党は22日、北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季五輪閉会式に金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長を団長とする高官代表団を派遣することにしたことに対して「金英哲は大韓民国を攻撃した主犯」とし、強く反発した。
韓国党は23日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)を抗議訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に金英哲副委員長の訪問撤回を公式要請し、国会では安保関連常任委員会を開いて関係部署長官らを追及する方針だ。北朝鮮の電撃的な金英哲派遣を巡り、政界が正面衝突の様相を見せている。
韓国党は同日、国会で金英哲訪問と関連して緊急議員総会を開き、「絶対に金英哲の訪問を受け入れることはできない」という党論を定めた。金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は議員総会後「金英哲は対南偵察総局責任者として天安(チョナン)艦砲撃、延坪島(ヨンピョンド)砲撃、木箱地雷挑発を主導した者」として「韓国の領土を踏むならば、緊急逮捕や射殺すべき」と話した。
また「現政権が本当に親北朝鮮主体思想派政権や’無脳’政権ではないのならば、韓国の健康な将兵46人の命を奪い去った不倶戴天の敵を迎えるということはありえない」とし、「文大統領は金英哲訪問の決定を直ちに撤回せよ」と要求した。議員が金英哲副委員長を「殺人犯」と称するなど議員総会は激昂した雰囲気の中で進行された。
韓国党は国会運営委員会、法制司法委員会、国防委員会、外交統一委員会、情報委員会など安保関連常任委を開き、政府を相手に金英哲副委員長の訪問決定過程を問い質すことにした。金院内代表は「韓国党の愛国的要請にも文大統領の立場に変化がなければ格別の対策を講じる」と話した。
正しい未来党も金英哲副委員長の訪問に反対した。正しい未来党のスポークスマンである金哲根(キム・チョルグン)議員は「金英哲は天人共怒する対南挑発の企画者であり、元凶だと知られている人物」とし、「対北朝鮮制裁を損ないながらも代表団訪問を受け入れる政府の態度にはきわめて懸念を感じる」と批判した。青瓦台ホームページの国民請願掲示板には「金英哲訪問反対」を訴える書き込みが数十件登録された。
一方、金玄(キム・ヒョン)民主党スポークスマンは「北朝鮮が金英哲を団長とする高官代表団を派遣することにしたことを歓迎する」とし、「今回の訪問も韓半島の緊張緩和と南北関係発展に寄与するものと期待する」と話した。
与野党は同日、国会外交通商委員会全体会議で正面衝突した。徐清源(ソ・チョンウォン)韓国党議員は「金英哲は挑発のアイコンであり天安艦砲撃と延坪島砲撃を主導した人物なのにどうしてこのような人間を受け入れられようか」と批判した。これに対し、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は「過去に国防部が天安艦挑発に対して具体的な人物の責任所在を確認することは難しいと述べたものと理解している」と答えた。続けて、「北朝鮮の核解決のためには北朝鮮・米国の対話を引き出すべきだが、北側で南北対話を総括しているのが金英哲だ」とし、「そのような人々と向き合い、このような話を伝えるのは非常に重要な、意味のある契機になり得る」と金英哲派遣の意志を再度強調した。
民主党所属の沈載権(シム・ジェグォン)外交通商委院長は「金副委員長が天安艦事件の主犯に規定されたわけではなく、韓国や米国の制裁にも該当事項がないというのが韓国政府の立場ではないか」とし、「戦争中は当事者間の対話もありえるし、さらには人質犯とでも対話することができる」と話した。
それを受け尹永碩(ユン・ヨンソク)韓国党議員は「そんな政派的な発言がしたければ委員長を辞めろ。資格がない」と抗議した。同党の李柱栄(イ・ジュヨン)議員は机を叩き「こんな委員長がありえるのか」と反発した。沈委員長は「李議員のように下品な委員もない」と返した。与野党間の怒号が止まず、沈委員長は会議中断を宣言した。
韓国党は23日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)を抗議訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に金英哲副委員長の訪問撤回を公式要請し、国会では安保関連常任委員会を開いて関係部署長官らを追及する方針だ。北朝鮮の電撃的な金英哲派遣を巡り、政界が正面衝突の様相を見せている。
韓国党は同日、国会で金英哲訪問と関連して緊急議員総会を開き、「絶対に金英哲の訪問を受け入れることはできない」という党論を定めた。金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は議員総会後「金英哲は対南偵察総局責任者として天安(チョナン)艦砲撃、延坪島(ヨンピョンド)砲撃、木箱地雷挑発を主導した者」として「韓国の領土を踏むならば、緊急逮捕や射殺すべき」と話した。
また「現政権が本当に親北朝鮮主体思想派政権や’無脳’政権ではないのならば、韓国の健康な将兵46人の命を奪い去った不倶戴天の敵を迎えるということはありえない」とし、「文大統領は金英哲訪問の決定を直ちに撤回せよ」と要求した。議員が金英哲副委員長を「殺人犯」と称するなど議員総会は激昂した雰囲気の中で進行された。
韓国党は国会運営委員会、法制司法委員会、国防委員会、外交統一委員会、情報委員会など安保関連常任委を開き、政府を相手に金英哲副委員長の訪問決定過程を問い質すことにした。金院内代表は「韓国党の愛国的要請にも文大統領の立場に変化がなければ格別の対策を講じる」と話した。
正しい未来党も金英哲副委員長の訪問に反対した。正しい未来党のスポークスマンである金哲根(キム・チョルグン)議員は「金英哲は天人共怒する対南挑発の企画者であり、元凶だと知られている人物」とし、「対北朝鮮制裁を損ないながらも代表団訪問を受け入れる政府の態度にはきわめて懸念を感じる」と批判した。青瓦台ホームページの国民請願掲示板には「金英哲訪問反対」を訴える書き込みが数十件登録された。
一方、金玄(キム・ヒョン)民主党スポークスマンは「北朝鮮が金英哲を団長とする高官代表団を派遣することにしたことを歓迎する」とし、「今回の訪問も韓半島の緊張緩和と南北関係発展に寄与するものと期待する」と話した。
与野党は同日、国会外交通商委員会全体会議で正面衝突した。徐清源(ソ・チョンウォン)韓国党議員は「金英哲は挑発のアイコンであり天安艦砲撃と延坪島砲撃を主導した人物なのにどうしてこのような人間を受け入れられようか」と批判した。これに対し、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は「過去に国防部が天安艦挑発に対して具体的な人物の責任所在を確認することは難しいと述べたものと理解している」と答えた。続けて、「北朝鮮の核解決のためには北朝鮮・米国の対話を引き出すべきだが、北側で南北対話を総括しているのが金英哲だ」とし、「そのような人々と向き合い、このような話を伝えるのは非常に重要な、意味のある契機になり得る」と金英哲派遣の意志を再度強調した。
民主党所属の沈載権(シム・ジェグォン)外交通商委院長は「金副委員長が天安艦事件の主犯に規定されたわけではなく、韓国や米国の制裁にも該当事項がないというのが韓国政府の立場ではないか」とし、「戦争中は当事者間の対話もありえるし、さらには人質犯とでも対話することができる」と話した。
それを受け尹永碩(ユン・ヨンソク)韓国党議員は「そんな政派的な発言がしたければ委員長を辞めろ。資格がない」と抗議した。同党の李柱栄(イ・ジュヨン)議員は机を叩き「こんな委員長がありえるのか」と反発した。沈委員長は「李議員のように下品な委員もない」と返した。与野党間の怒号が止まず、沈委員長は会議中断を宣言した。
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