安倍晋三首相の「慰安婦少女像を撤去すべき」という発言に腹を立て、駐韓日本大使館を爆破するという脅迫電話をかけた５０代の韓国人男性が警察に捕まった。

ソウル鍾路（チョンノ）警察署は１８日、今月１２日に日本大使館に「ダイナマイトで爆破してやる」と脅迫する内容の電話をかけたＣを脅迫容疑で在宅立件したと明らかにした。検挙当時、Ｃは仁川（インチョン）の自宅にいたことが分かった。

Ｃは１２日午前、酒を飲んだ状態でテレビを見て、安倍氏が「合意は国と国との約束だ。韓国側には誠意をもって実行してもらいたい」と発言するのを見て腹を立てて日本大使館に脅迫電話をかけた。


警察の取り調べの過程で、Ｃは「どの番組を見たのかははっきりと思い出せないが、酒を飲んで腹が立って電話をかけた」と陳述しているという。警察関係者は「酒に酔って腹立ちまぎれに電話をかけたもので、実際に爆破しようという意図はなかった」とし「追加の取り調べを終えて起訴意見として検察に送検する」と明らかにした。