ソウル国立中央劇場で11日開かれた北朝鮮三池淵管弦楽団2回目の公演で、玄松月団長が『白頭と漢拏は我が祖国』という歌を歌っている。(写真=青瓦台写真記者団)
2012年12月光明星3号の発射を記念する北朝鮮の切手。
1.韓国政府は公演でこの歌を外してほしいと要請していた
韓国政府は当初、この歌を公演で歌わないよう要請していた。この歌には「太陽朝鮮」〔北では金日成(キム・イルソン)民族と解釈〕など、北朝鮮金氏一族を称賛する歌詞が含まれているためだ。北朝鮮側は歌詞を変えても歌うという意向を伝えてきた。結局、「太陽朝鮮」という部分は「我が民族」に変わった。
2.日本の抗議にも玄氏は「独島(ドクト、日本名・竹島)」と改詞した
玄氏はこの歌の歌詞を「漢拏山も独島も我が祖国です」と改詞して歌った。8日に江陵(カンヌン)アートセンターで開かれた北朝鮮芸術団の公演でも同様だった。一部の日本保守メディアは江陵公演当時、歌詞に含まれた「独島」という部分を問題にし、「北朝鮮が五輪を散々政治利用している」と批判していた。玄氏はこのような批判も意に介さず、再び「漢拏山も独島も我が祖国」と歌った。
3.「光明星3号発射」祝賀曲だった
この歌は北朝鮮が長距離ロケット「光明星3号」の発射に成功した直後に開かれた2013年の牡丹峰(モランボン)楽団新年音楽会の1曲目の歌だった。当時、舞台には長距離ロケット銀河3号の模型が置かれていた。北朝鮮の公演・芸術を専門にしているカン・ドンワン東亜(トンア)大学教授は13日、あるメディアとインタビューで「北朝鮮がこの歌を歌ったのは、統一を印象づけ、韓米関係を分離させようとする意図」と分析した。
玄氏がこの歌を歌う姿を見守っていた金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長はたびたび涙を拭った。金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委第1副部長は満足げな笑顔を見せていた。
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