文在寅（ムン・ジェイン）大統領が１０日午前１１時、青瓦台（チョンワデ、大統領府）で金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長の妹・金与正（キム・ヨジョン）労働党第１副部長ら北朝鮮高官級代表団と会う。この席で金与正氏らが南北関係や朝米対話に関する金正恩委員長のメッセージを伝達する可能性が高い。青瓦台関係者は「北側代表団が持ち帰る返答を要求すれば、追加の会談が行われることもある」と述べた。

会談には北側から金与正氏とともに金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長、崔輝（チェ・フィ）国家体育指導委員長、李善権（イ・ソングォン）祖国平和統一委員長の４人が出席する。青瓦台では任鍾ソク（イム・ジョンソク）大統領秘書室長、鄭義溶（チョン・ウィヨン）国家安保室長、趙明均（チョ・ミョンギュン）統一部長官らが同席する。

北側代表団２３人は９日午後１時４７分、金正恩委員長の専用機「チャンメ２号」（ＰＲＫ－６１５便）に乗って仁川（インチョン）空港に到着した。代表団は到着後、趙明均統一部長官らと歓談した後、高速鉄道ＫＴＸに乗って平昌（ピョンチャン）に移動し、オリンピック（五輪）開会式に出席した。