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韓経:ドル高に業績への懸念まで…内憂外患の韓国証券市場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

KOSPI指数とコスダック指数がともに急落しドルが急上昇した5日、KEBハナ銀行のディーリングルームでスタッフが市場の動きを見守っている。

ドル上昇などの余波で5日の韓国証券市場は大幅な調整を受けた。コスダック市場は英国の欧州連合(EU)離脱が決まった2016年6月24日以降で最大の下げ幅を記録した。

この日KOSPI指数は33.64ポイント(1.33%)下がった2491.75で引けた。KOSPI指数は取り引き時間中に一時1.95%下落の2476.24まで下がった。KOSPI指数が2470ポイント台まで下がったのは先月5日から1カ月ぶりだ。コスダック指数は41.25ポイント(4.59%)下落の858.22で取り引きを終えた。この日の下落率は英国のEU離脱が決まった当日に4.76%下落してから1年7カ月来の最大幅だ。

証券市場の下落傾向を導いたのは外国人投資家だった。外国人は有価証券市場で4554億ウォン分を売った。5取引日連続の売り越しで、この期間の売り規模は1兆6549億ウォンに達する。コスダック市場ではこの日2222億ウォンを売り越した。


ドル上昇が外国人投資家の「セルコリア」に火をつけた核心要因に挙げられる。先月1ドル=1060ウォン台までドル安が進んだ為替相場はこの日1090ウォンに近接した。ハイ投資証券のチャン・ヒジョン研究員は、「米国内の賃金引き上げにともなう物価上昇圧力で米連邦準備制度理事会(FRB)の緊縮基調が強化される可能性が大きくなった。ドル上昇はグローバル株式市場に負担になるだろう」と予想する。

外国人投資家が手を引き外国人投資家投資の比重が高い時価総額上位銘柄がほとんど下落した。有価証券市場では時価総額2位のSKハイニックスが2.77%下がったのをはじめ時価総額上位10銘柄のうち7銘柄が下落した。

コスダック市場では1位のセルトリオン(5.11%)、2位のセルトリオンヘルスケア(5.75%)を含め時価総額1位から18位まですべて下落した。コスダックの時価総額100位以内の大型株のうち株価が上がったのはネイチャーセル(4.08%・19位)など6銘柄にすぎなかった。

韓国企業の業績改善への期待感が弱まっている点も負担要因だ。ハナ金融投資によると昨年10-12月期の業績を発表した上場企業のうちアーニングサプライズを出した割合は18%にとどまった。これは2010年以降の10-12月期平均アーニングサプライズ企業比率の27%より低い数値だ。通常業績発表前の証券会社の営業利益推定値より実際の業績が10%以上多ければアーニングサプライズに分類する。



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