南北女子アイスホッケー合同チームが３日、新しいユニフォームを支給される。既存の韓国代表チームが着ていたナイキの代わりに、フィンランドのテクラ（ＴＥＫＬＡ）社が作ったユニフォームだ。

平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）男女アイスホッケーに出場する国は米国のグローバルスポーツブランドであるナイキのユニホームを着る。アイスホッケーの国際大会ユニフォームは国際アイスホッケー連盟（ＩＩＨＦ）で提供するためだ。出場国が独自でユニフォームを製作したり着用したりすることはできない。五輪、世界選手権大会のワールドチャンピオンシップ（１部リーグ）出場国のユニフォームはナイキが製作している。下部リーグはテクラが作ったユニホームを着ている。これを受け、韓国の男子アイスホッケー代表チームも９日に幕開けとなる平昌五輪でナイキのユニフォームを着る。個人資格で出場するロシアの男子アイスホッケー選手団もナイキのユニフォームを支給される。

だが、今回の五輪で南北女子アイスホッケー合同チームに限ってナイキでないテクラだ。理由は具体的に明らかになっていない。米国の対北朝鮮制裁を避けるためにユニフォームを交替したという推測だけが出回っている。大韓アイスホッケー協会によると、合同チームのユニフォームは３日夕方、鎮川（ジンチョン）国家代表選手村に配送される予定だ。合同チームの選手たちは４日、仁川（インチョン）仙鶴（ソンハク）国際スケートリンクで開かれるスウェーデンとの評価試合でこのユニフォームを初めて着て競技に出る。


胸の所に「ＫＯＲＥＡ」の代わりに合同チームを象徴する統一旗（韓半島旗・朝鮮半島旗）がつけられる。全体的な色は昨年１１月、ナイキが公開した韓国代表チームのユニフォームと大きく変わらない。遠征競技のユニフォームは濃い青色、ホーム競技のユニフォームは白色の背景でデザインされる。ナイキドットコムは先月２５日、公式ツイッターを通じて「今から米国はもちろん、全世界のナイキ店舗に韓国アイスホッケーのユニフォームを送らないことにした」と発表した。