朴槿恵前大統領と柳栄夏弁護士(左)。(写真=中央フォト)
◆朴前大統領の近況
--朴前大統領は昨年10月16日に、事実上の裁判拒否を宣言した後、メディアに全く姿を見せていない。最近の健康はどうなのか。
「寒がりだが、最近は冷え込んでいて心配だ。腰に椎間板ヘルニアを抱えていて、左膝に水がたまり、足をちゃんと曲げることができない。副腎機能が悪くて顔がずいぶんむくんでいた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)にいる時は注射でこれを押さえていたが、今はそれができない。ことし1月4日、2カ月ぶりに面談した時、顔がとてもむくんでいて驚いた」
--収監生活は辛そうか。
「マットレスで寝ているが、腰痛で夜1~2時間ごとに眠りから覚めるという。痛みがなくなるまで立って、また寝てそしてまた目が覚めるという。私が腰のことで拘置所側にベッドを入れるよう頼んだが、特別扱いになると言って却下された。病舎に行けないから代わりにベッドをちょっと置いてほしいというのがなぜ特別扱いなのか。食事も塩辛いものが多く、キムチを水で洗って少し食べる程度だという。拘置所側に尋ねるといつも3分の1ほどしか食べていないという」
--一部では朴前大統領が収監された部屋そのものが特恵だとする向きもある。
「在韓米軍地位協定(SOFA)により、米軍女性軍の軍務員が拘束された時に収監される部屋だという。そのためシャワー施設があるが、それは朴前大統領のためにあるのではなく、もともと米軍のために作ったものだ」
--最近、裁判に出廷していないが、何をして生活しているか。
「主に読書をしている。私が差し入れた『大望』のことがメディアで少し話題になっていたりもしたが、『智異山』『客主』『土地』のような小説を読んでいる。文化関連の本や英文雑誌も読んでいる。先日は腰が痛いから痛みを和らげる方法が書かれた本を持ってきてほしいと言っていた。拘置所で少しの間放送しているもののほかには新聞や一般放送は一切見ない」
--では外部の便りにはどのように接するか。
「支持者が拘置所に手紙をたくさん送ってくるので、そこにあれこれ記事が入っている。外国から来た手紙もある。手紙は減ることはなくずっと届いている。朴前大統領は配達された手紙はすべて読んでいる」
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