文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が60%を割った。世論調査会社リアルメーターによると、文大統領の国政遂行について「よい」と評価した回答者は59.8%だった。前週に比べ6.2%ポイント落ちた。R&Searchも24日、支持率を56.7%と発表した。相次ぐ60%割れは初めてだ。専門家らは「大統領の支持率50%台は、反対陣営が『自分たちも勝負できる』と判断する変曲点」という。委縮していた反対陣営が世論調査に反応し始めて支持率はさらに下落するという診断だ。
大騒ぎすることではない。自動応答システム(ARS)と割当標本に依存する多くの世論調査は信頼できない点が多い。また、歴代大統領と比較しても文大統領は依然として支持率が高い。韓国ギャラップの四半期別の大統領支持率に関する資料を見ると、李明博(イ・ミョンバク)元大統領は5年間に一度も60%を超えなかった。朴槿恵(パク・クネ)前大統領、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も60%の支持率はわずか一度だけだった。
問題はペースだ。文大統領はこの2カ月間に15ポイントほど急落した。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領を連想させるという人が少なくない。金泳三元大統領は就任初年度、第3四半期まで支持率が83%だった。1993年末に公約を覆してコメの開放を受け入れ、第4四半期に59%まで急降下した。文大統領も第4四半期に入っている。
支持率下落の要因は予想できる。女子アイスホッケー合同チーム過程で現政権のトーレードマークだった公正と正義が揺れた。国らしい国、堂々とした国をつくるだろうという期待は、中国・北朝鮮への低姿勢外交で亀裂が生じた。暗号通貨・不動産・英語教育などでは政策に混乱があった。反転カードも特にない。金大中(キム・デジュン)元大統領は2000年の南北首脳会談で反騰に成功した。しかし金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長との会談はたとえ実現するとしても逆風を心配しなければいけない状況だ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は25日、「民心を謙虚に受け入れる」と述べた。ありふれた言葉だが、これが正解かもしれない。その間、現政権は弾劾の反射利益を受けてきた。直接民主主義だとして支持層との疎通に没頭してきた。しかし高齢層の進歩に嫌気が差した若年層の離脱に当惑している。いくら野党に力がないとはいえ、つまずいてしまえば回復不能になるかもしれない。文大統領の本当の実力はこれから試される。
チェ・ミンウ/政治部次長
大騒ぎすることではない。自動応答システム(ARS)と割当標本に依存する多くの世論調査は信頼できない点が多い。また、歴代大統領と比較しても文大統領は依然として支持率が高い。韓国ギャラップの四半期別の大統領支持率に関する資料を見ると、李明博(イ・ミョンバク)元大統領は5年間に一度も60%を超えなかった。朴槿恵(パク・クネ)前大統領、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も60%の支持率はわずか一度だけだった。
問題はペースだ。文大統領はこの2カ月間に15ポイントほど急落した。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領を連想させるという人が少なくない。金泳三元大統領は就任初年度、第3四半期まで支持率が83%だった。1993年末に公約を覆してコメの開放を受け入れ、第4四半期に59%まで急降下した。文大統領も第4四半期に入っている。
支持率下落の要因は予想できる。女子アイスホッケー合同チーム過程で現政権のトーレードマークだった公正と正義が揺れた。国らしい国、堂々とした国をつくるだろうという期待は、中国・北朝鮮への低姿勢外交で亀裂が生じた。暗号通貨・不動産・英語教育などでは政策に混乱があった。反転カードも特にない。金大中(キム・デジュン)元大統領は2000年の南北首脳会談で反騰に成功した。しかし金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長との会談はたとえ実現するとしても逆風を心配しなければいけない状況だ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は25日、「民心を謙虚に受け入れる」と述べた。ありふれた言葉だが、これが正解かもしれない。その間、現政権は弾劾の反射利益を受けてきた。直接民主主義だとして支持層との疎通に没頭してきた。しかし高齢層の進歩に嫌気が差した若年層の離脱に当惑している。いくら野党に力がないとはいえ、つまずいてしまえば回復不能になるかもしれない。文大統領の本当の実力はこれから試される。
チェ・ミンウ/政治部次長
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