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平昌冬季五輪が目前に迫るが、半分に減ったソウル外国人観光

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

6日、外国人観光客がソウル北村韓屋村を見回している。

平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)開会式が来月9日に迫っているが、ソウルを訪ねる外国人観光客は依然として急減していることが分かった。高高度ミサイル防衛体系(THAAD)配備の影響で昨年3月から中国人観光客が大幅に減ったためだ。

24日、中央日報が文化財庁から景福宮(キョンボックン)・昌徳宮(チャンドックン)・昌慶宮(チャンギョングン)・徳寿宮(トクスグン)など4大宮と宗廟(チョンミョ)の外国人観光客の入場現状を把握した結果、昨年12月13万4089人と、前年同月(21万520人)より36.3%減った。

ソウル最大の観光地である景福宮の昨年12月外国人入場者数は7万1979人で、2016年12月14万2110人の半分水準に減少した。景福宮関係者は「クルーズで旅行に来た中国人団体観光客が一度に3000人ずつ入場した時期があった」とし「THAAD以降、まだ回復していない。今年1月も似たような水準だ」と話した。


平昌五輪の特需を期待していたソウル市内のゲストハウスも非常事態だ。外国人観光客が集まると期待していたソウル北村の韓国式家屋ゲストハウスは9日、10部屋のうち7部屋に韓国人が泊まっていた。過去6年間、韓国式家屋ゲストハウスを運営してきた他の宿泊会社職員は「五輪を1カ月前に控えた今ごろ、予約があふれるべきだが普段と変わらない暇な様子だ。安保不安問題を政府が先に解決するべきだった」と話した。

ソウル市観光協会のチェ・イルテ対外事業本部長は「中国人観光客が減り、東南アジア側に広報活動を強化したが、冬季に韓国を訪問する傾向が中国人よりは減る」と話した。慶煕(キョンヒ)大学観光学科のイ・テヒ教授は「冬スポーツは米国と欧州で人気が高い。冬季五輪に熱狂するファンたちが来るには韓国は距離がある」と話した。また、「五輪に政治要素が入ることで国内での関心も今までのようではない」とし、「広報戦略も3~5年を見据えて立てるべきだった」と指摘した。

一方、五輪以降の効果を期待しなければならないという意見もある。ソウル市関係者は「過去のスポーツ行事でも直前に外国人観光客の流入が実際に大きく増えなかった。五輪で韓国を広報することがより大事だ。五輪以降、外国人観光客の流入で成果を判断する必要がある」と話した。



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