最近、中央日報のインタビューに応じたオリアナ ・マストロ米ジョージタウン大教授。
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)をきっかけに南北間の対話ムードが高まっている中、米国で中国安保専門家に挙げられるオリアナ・マストロ米ジョージタウン大安保学科教授が北朝鮮の核開発の野心を看過してはいけないという警告を出した。マストロ教授は特に「南北高官級会談などをきっかけに南北関係が改善すれば、米国は北朝鮮に独自の圧力を加えるのが難しくなる」と懸念を表した。北朝鮮が韓米関係を隔てるために南北関係改善カードを活用しているという分析だ。
マストロ教授は最近、米外交専門紙フォーリンアフェアーズ(FA)1・2月号に掲載された寄稿「中国が北朝鮮を助けない理由」(Why China Won’t Rescue North Korea)で「朝中関係は類例がないほど悪化し、中国は自国の利益に合う『統一韓国』に備えている」と主張し、注目を集めた。
マストロ教授は11日、中央日報の電話インタビューで、朝中関係悪化の原因、南北統一後の中国の役割論などに対する見解を提示した。特にマストロ教授は「中国政府は『米軍がいない韓半島(朝鮮半島)』を望んでいる。自国の利益に合う統一韓国ができるように影響を及ぼそうとするだろう」とし「中国は(在韓米軍の撤収をきっかけに)米国の影響力が減った『統一韓国』に攻撃的な態度を見せる可能性がある」と警告した。以下はマストロ教授との一問一答。
--北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の「新年の辞」をどう評価するか。
「核武器開発を終えるための戦略的な動きとみられる。南北高官級会談などをきっかけに南北関係が改善すれば、米国は北朝鮮に独自の圧力を加えるのが難しくなるだろう。その間に北朝鮮は核兵器・大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に拍車を加えるはずだ。韓国政府の立場では南北対話の再開を通じて得る利益は少なくないかもしれない。しかしそうであるほど北朝鮮体制の本性(nature)を看破しなければいけない。北朝鮮は決して変わらないだろう」。
--南北関係において中国を無視するのは難しい。あなたは寄稿で「朝中関係が悪化した」と主張したが、朝中関係は根本的に変わったのか。
「現在、両国を正常な同盟関係と見ることはできない。その間、両国は米国との戦争を避けるために戦略的な友好関係を結んだ。しかし私は中国政府が(北朝鮮なしに)独自の戦略的オプションを取ることができると考える。『対テロリズム』という戦略的利害関係を結んだ米国とパキスタンも最近、急速に関係が冷え込んだ。変数はいつでも生じる」
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