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【時論】平昌五輪は平和五輪になるべきだ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

【時論】平昌五輪は平和五輪になるべきだ

2018年は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の年だ。2011年7月、南アフリカ・ダーバンで当時国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ委員長が五輪の開催地として「平昌」を発表してから7年目にして五輪が開かれることになった。もう大韓民国の国民と平昌五輪組織委員会は遠くて険しい準備の過程を経てすべての準備を終え、世界各国の選手たちの情熱と観衆の叫び声を待っている。五輪の開・閉会式場と最新式競技場はすでに完工し、9日にはメインプレスセンターがオープンし、全世界のメディアの入場を待っている。

歴代五輪は冬季22回、夏季31回が開かれたが、その都度主催国は国ごとに様々な目標を掲げて五輪の理想を実現してきた。筆者はその間、10回の五輪に参加し、3回の平昌五輪誘致戦に参加することで五輪に対する国の関心が国ごとに違うということを感じることができた。2001年9・11テロを体験した米国は翌年2月に開催されたソルトレイク冬季五輪を国家的地位が墜落した米国人に愛国心と勇気を吹き込む契機に活用した。開幕式にはテロ現場から発見された裂けた星条旗を持ち出すかと思えば、冷戦時代に最強だったソ連チームを抑えた米アイスホッケーチームを最後の聖火ランナーとして前面に出した。彼らが五輪を通じて国際社会に伝えようとしたメッセージは「強い米国」だった。

2012ロンドン夏季五輪はシェイクスピア、ハリー・ポッター、ビートルズ、サイモン・ラトルなど有名な文化資産を前面に出して開幕式を構成した。聖火リレーの道にロンドンブリッジ、ワーテルロー、ウインザー宮など文化資源を集中的に配置した。英国女王と007シリーズを結びつけて広報に出るなど、文化を通じて過去の大英帝国の光栄を再現しようと努めた。そのため、ロンドン五輪は全世界のスポーツ祭典であり、輝く「文化五輪」でもあった。


これに先立って開かれた2004アテネ五輪は27カ国35都市をつなぐグローバル聖火リレーを企画して五輪が108年ぶりに五輪の聖地に帰還した事実を強調した。ギリシャの歴史と伝統文化を見せるために最善を尽くした。



【時論】平昌五輪は平和五輪になるべきだ(2)


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