北朝鮮が平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）参加の意向を表したことに関連し、安倍首相は７日、「五輪は平和の祭典であるため、こうした変化を（高く）評価したい」と述べた。

安倍首相は７日、ＮＨＫの日曜討論番組で「北朝鮮が平昌五輪に協力する姿勢を見せた」とし「対話のための対話では意味がない。具体的な行動があって意味ある対話になる」と強調した。

続いて「北朝鮮に完全かつ検証可能で不可逆的な方法で核・ミサイル廃棄に関与させ、具体的な行動を取るようにする必要があり、それがあってこそ意味のある対話になる」と述べた。


北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長が１日の「新年の辞」で、北朝鮮の平昌五輪参加を示唆した後、南北対話のきっかけが生じた。南北は９日に板門店（パンムンジョム）で、北朝鮮の平昌五輪参加と南北関係の改善などについて議論する予定だ。