安倍晋三首相の代わりに安倍首相が右腕と見なす菅義偉官房長官が前面に出ている。来週10日前後と予想される韓国政府の慰安婦合意後続措置発表を控え、両国間で時限爆弾となりつつある慰安婦タスクフォース(TF、作業部会)報告書の問題に関連してだ。
昨年12月27日に韓国の慰安婦TFが両国の合意に対する検証報告書を発表した後、安倍首相はまだ公開的な発言をしていない。
4日夜にBSフジ番組に出演した菅義偉官房長官は「(合意は)1ミリたりとも動かさない」という安倍首相の考えをそのまま繰り返した。
慰安婦TFが発表した報告書に対する見解を尋ねる質問にも、日本が10億円の資金を提供した「和解・癒やし財団」の今後の活動計画に関する質問にも、「あくまでも韓国国内の問題」と釘をさした。さらに駐韓日本大使帰国措置を取るかどうかに関する質問にも「韓国の国内問題なのでまず国内で解決するべきではないだろうか」と答えた。
菅義偉官房長官は「合意は1ミリたりとも動かさない」という発言を3回もした。また、慰安婦合意自体については「国と国が、外相どうしが先に合意した後、首脳が電話会談で確認し、当時の米国の国務長官(ジョン・ケリー氏)と大統領補佐官(スーザン・ライス氏)が歓迎した」と説明した。続いて「韓国は今まで何度もゴールポストを動かしてきた」とし、「ゴールポスト論」をまた提起した。
ゴールポスト論とは「慰安婦問題などで韓国はその間、要求する最終目的地がどこかを明確にせず、国内の状況によって随時変わってきた」という主張であり、日本はこれを米国など第3国に広めてきた。菅官房長官は5日の定例記者会見でも前日の発言と似た趣旨の内容を繰り返した。
菅官房長官の発言からして、韓国が来週、日本にいかなることを要求しても日本政府は交渉に応じない可能性が高い。また、菅官房長官が「韓国国内の問題」と繰り返し強調しているだけに、今後「韓国が国内政治問題を外交問題に飛び火させ、またゴールポストを動かしている」という主張を国際社会に広める可能性があるという分析が出ている。
韓国外交部は「金容吉(キム・ヨンギル)外交部東北アジア局長と8日に訪韓する金杉憲治外務省アジア大洋州局長が協議し、両国間の懸案を含む相互関心事について意見交換をする予定」と明らかにした。局長級協議で議論される「両国間懸案」の相当部分は慰安婦合意関連の内容になると、外交部は説明した。
一方、菅義偉官房長官は5日、韓国と米国が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間中に連合訓練を実施しないことで合意したことに関し、「米韓合同軍事演習の時期にかかわる決定が、北朝鮮に対する圧力強化の動きを損なうものではないと受け止めている」と述べた。
昨年12月27日に韓国の慰安婦TFが両国の合意に対する検証報告書を発表した後、安倍首相はまだ公開的な発言をしていない。
4日夜にBSフジ番組に出演した菅義偉官房長官は「(合意は)1ミリたりとも動かさない」という安倍首相の考えをそのまま繰り返した。
慰安婦TFが発表した報告書に対する見解を尋ねる質問にも、日本が10億円の資金を提供した「和解・癒やし財団」の今後の活動計画に関する質問にも、「あくまでも韓国国内の問題」と釘をさした。さらに駐韓日本大使帰国措置を取るかどうかに関する質問にも「韓国の国内問題なのでまず国内で解決するべきではないだろうか」と答えた。
菅義偉官房長官は「合意は1ミリたりとも動かさない」という発言を3回もした。また、慰安婦合意自体については「国と国が、外相どうしが先に合意した後、首脳が電話会談で確認し、当時の米国の国務長官(ジョン・ケリー氏)と大統領補佐官(スーザン・ライス氏)が歓迎した」と説明した。続いて「韓国は今まで何度もゴールポストを動かしてきた」とし、「ゴールポスト論」をまた提起した。
ゴールポスト論とは「慰安婦問題などで韓国はその間、要求する最終目的地がどこかを明確にせず、国内の状況によって随時変わってきた」という主張であり、日本はこれを米国など第3国に広めてきた。菅官房長官は5日の定例記者会見でも前日の発言と似た趣旨の内容を繰り返した。
菅官房長官の発言からして、韓国が来週、日本にいかなることを要求しても日本政府は交渉に応じない可能性が高い。また、菅官房長官が「韓国国内の問題」と繰り返し強調しているだけに、今後「韓国が国内政治問題を外交問題に飛び火させ、またゴールポストを動かしている」という主張を国際社会に広める可能性があるという分析が出ている。
韓国外交部は「金容吉(キム・ヨンギル)外交部東北アジア局長と8日に訪韓する金杉憲治外務省アジア大洋州局長が協議し、両国間の懸案を含む相互関心事について意見交換をする予定」と明らかにした。局長級協議で議論される「両国間懸案」の相当部分は慰安婦合意関連の内容になると、外交部は説明した。
一方、菅義偉官房長官は5日、韓国と米国が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間中に連合訓練を実施しないことで合意したことに関し、「米韓合同軍事演習の時期にかかわる決定が、北朝鮮に対する圧力強化の動きを損なうものではないと受け止めている」と述べた。
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