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<慰安婦TF発表>文大統領の立場表明全文…「歴史問題とは別に韓日関係を回復」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅(ムン・ジェイン)大統領

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が28日、慰安婦合意タスクフォース(TF)調査結果に対する立場を表明した。文大統領は「手続き的、内容的に重大な欠陥が確認された」とし「この合意では慰安婦問題は解決されない」と強調した。また「被害当事者と国民が排除された政治的合意という事実が極めて遺憾だが、歴史問題とは別に韓日間の正常な外交関係を回復していく」と明らかにした。

◆立場表明の全文。

慰安婦TFの調査結果発表を見ながら、大統領として重い気持ちを禁じ得ません。


2015年の韓日両国政府間の慰安婦交渉は手続き的にも内容的にも重大な欠陥があったことが確認されました。

遺憾ではありますが、避けることはできません。

これは歴史問題の解決において確立された国際社会の普遍的原則に背くだけでなく、何よりも被害の当事者と国民が排除された政治的合意だったという点で極めて遺憾です。

また、現実に確認された非公開合意の存在は国民に大きな失望を与えました。

合意が両国首脳の追認を経た政府間の公式的約束という負担にもかかわらず、私は大統領として国民と共に、この合意では慰安婦問題が解決されないという点を改めてはっきりと明らかにします。

そしてまたも傷を受けた慰安婦被害者の皆さんに心から深い慰労を伝えます。

歴史で最も重要なことは真実です。

真実に背を向けたところで道を付けることはできません。我々には苦痛の過去であるほど向き合う勇気が必要です。苦痛で、避けたい歴史であるほど、正面から直視しなければいけません。

そうしてこそ初めて治癒も、和解も、そして未来も始まるでしょう。

私は韓日両国が不幸だった過去の歴史を踏んで、本当の心の友になることを望みます。

そのような姿勢で日本との外交に臨みます。

歴史は歴史として真実と原則を毀損せずに扱っていきます。同時に私は歴史問題の解決とは別に、韓日間の未来志向的な協力のために正常な外交関係を回復していきます。

政府は被害者中心の解決、国民と共にする外交という原則の下、早期に後続措置を用意することを望みます。



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