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<慰安婦TF発表>外交長官「被害者の意見を聞き、韓日関係への影響を勘案して立場決める」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は27日、韓日慰安婦合意検討TF(タスクフォース)の結果について内容を尊重すると述べ、「今後、政府は被害者中心の接近に忠実に、関連団体および専門家の意見を謙虚に聞きてまとめようという考え」と明らかにした。

また康長官は「外交交渉内容の公開が外交的な次元でもたらす負担についても深く悩み、非常に慎重に検討が行われたと理解している」とし「韓日関係に及ぼす影響も勘案しながら政府の立場を慎重に決めていこうと思う」と述べた。

◆康京和長官の冒頭発言の全文。


今年7月31日に長官の直属で設置した韓日軍慰安婦TFが、発足5カ月後に結果報告書を発表することになりました。慰安婦問題は韓日両国の長い間の懸案であるだけに、TF委員全員は事案の重大さを深く認識し、使命感を抱いて言葉一つ、文章一つにも熾烈な議論を経て結果報告書を作成したと理解しています。この5カ月間のTF委員の献身的な労苦に深く謝意を表します。

TFの結果報告書は、慰安婦合意についてこれまで提起されてきた批判に忠実に答えていると考えます。政府としては今回のTFの結果を真摯かつ謙虚に受け入れます。特に被害者中心の接近という人権問題解決の普遍的基準が慰安婦合意当時には十分に反映されず、当事者である被害者と家族、この方たちを支援してきた市民社会とすべての国民の皆さまに心の傷を負わせたことについて、外交部長官として極めて残念であり遺憾だという言葉を頭を下げて表します。

TFの検討が進行する間、私も何度か被害者および関係者の方々に直接会い、意見を聞きました。これを通じて被害者の方々の傷がどれほど深く、慰安婦問題がどれほど重要な問題であるかをさらに痛感することになりました。慰安婦問題は戦時の女性性暴力に関する普遍的人権の問題であり、慰安婦合意はそのほかの外交事項とは本質的な差があります。特に当事者である被害者が生存しているだけに、被害者中心の接近を忠実に実践することが何よりも重要だったと考えます。こうした部分で不足する部分が多いまま出された合意に対して被害者の方々が提起する批判と疑惑に答弁するのが当然の道理であり政府の責務だと考えます。TF委員も外交交渉内容の公開が外交的なレベルでもたらす負担についても深く悩み、非常に慎重に検討が行われたと理解しています。しかし慰安婦合意に対して国民的レベルで提起されたさまざまな批判に対して答えることがTFの当初の任務であり、このような任務の完遂のために必要な最小限の範囲内で外交交渉の内容を公開することが避けられないというTFの判断を尊重します。

今後、政府は今日のTF結果報告書に基づき、被害者中心の接近に忠実に、被害者関連団体および専門家の意見を謙虚に聞いてまとめようという考えです。これとともに韓日関係に及ぼす影響も勘案しながら政府の立場を慎重に決めていこうと思います。



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