【コラム】トランプ大統領の新冷戦宣言、韓国には重い負担
北朝鮮の核問題を緊急懸案として抱える韓国にとって、米国対中国・ロシアの新たな対決構図は極めて不吉だ。核・ミサイルを含む北朝鮮問題は、中国の協力なく、中国の意思に反しては決して解決しない。程度の差こそあれ、ロシアも同じだ。トランプ大統領は中国の習近平政権の軍事力強化と一帯一路(One Belt One Road)というシルクロード経済構想を米国主導の世界秩序に対する挑戦と認識している。このためオバマ政権までの協力パートナー関係を破棄し、正面対決の路線を選択したとみられる。NSSに「我々はインドが主要グローバルパワー、我々の強力な戦略的防衛パートナーとして登場したことを歓迎する」という一節が入った理由だ。一帯一路という遠大な構想で「中国の夢」を実現するという中国の野望を、インドから韓半島までの三日月形の連帯であるインド太平洋戦略で遮断するという強い意志が表れている。
北朝鮮への言及は17回にのぼるが、韓国への言及は聞き慣れた原則的なレベルにとどまった。数百万人の米国人の生命を脅かす北の核を必ず解決する、北核という世界的な脅威に世界的な対応が必要だ、北朝鮮のミサイルを発射前に破壊する重層的なミサイル防衛システムも構築すると述べた。軍事的なオプションも暗示した。しかし頻繁なツイートで北核の軍事的解決も辞さないと主張していたトランプ大統領の姿は、中国・ロシアとの対決、ジハードテログループに対する戦意、イランの核脅威に対する警告の後に退いた。北核に対するトランプ大統領のツイートの長い沈黙も偶然でないという希望的な疑いを抱かせる。しかし金正恩(キム・ジョンウン)委員長に劣らず予測不可能なトランプ大統領が明日にも「北朝鮮完全破壊」レベルの刺激的なツイートをしても驚くことではない。
【コラム】トランプ大統領の新冷戦宣言、韓国には重い負担(2)
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