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韓経:日本・ベトナム・香港を沸かせたK-POP…アジアの音楽市場に新たな地平

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「2017 MAMA in Hong Kong」で「今年の歌手賞」を受賞した防弾少年団が今月1日、香港アジアワールドエキスポアリーナで公演している。(写真提供=CJ E&M)

アジア各国から3万4000人余りの観客が集まった。韓国、シンガポール、インドネシアなどから集まった96組のアーティストが歌で一つになった。CJ E&Mが先月25日から今月1日までベトナムと日本、香港で開いた「2017 Mnet Asian Music Awards(MAMA)」の成績表だ。一国の放送局やレコード協会などが自国アーティストを対象にした国内単位の授賞式を越えてアジア圏を網羅するアーティストを対象にした授賞式はMAMAが唯一だ。

CJ E&Mが2009年に初めて開催したMAMAが3地域で相次いで開催されたのは今回が初めてだ。2012年から昨年までは5年連続で香港だけで開かれた。ことしはアジア最大の音楽市場を保有する日本、新興国でも音楽市場の可能性が特に高いと評価されているベトナムが追加された。

CJ E&Mはアジア音楽市場の交流と共感を追求するという意味で、ことしのMAMAコンセプトに「共存」を掲げた。3地域で開かれたMAMAに参加したアーティスト96組のうち38チーム(39.6%)はシンガポール、インドネシア、タイなど海外からの参加だった。MAMAが「アジアグラミー賞」としての進化の軌道に乗ったという評価もある。


MAMAは先月25日、ベトナム・ホアビン劇場で始まった。ことしアジア歌謡界を輝かせたシンガポール、インドネシア、タイから31組のアーティストが出演して舞台を盛り上げた。インドネシアのAgnez Mo、タイのLula、シンガポールのAisyah Aziz、ベトナムのToc Tienらがことしの「ベストアジアアーティスト賞」を受賞した。5000人余りの観客が彼らの公演を見て拍手を送った。

先月29日、日本・横浜アリーナで開かれた「MAMA in Japan」は規模の面で最も盛大だった。横浜アリーナ行きの地下鉄はこの日やや早めの午後から授賞式に行こうとする若者で込み合った。1万5000人余りの観客のうち90%は日本国内の韓流ブームを引っ張る10~20代の女性だった。MAMAの3つの大賞の1つ「今年の歌賞」をTWICE(トゥワイス)が受賞した。イベント翌日、MAMAは日本ツイッターやYahoo!Japanなどで検索語1位になり、放送局フジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』でも報道された。

今月1日、香港アジアワールドエキスポアリーナで開かれた授賞式の熱気もこれに負けなかった。1万4000人余りの観客が集まって音楽の祭りを楽しんだ。この日、EXO(エクソ)は「今年のアルバム賞」を、防弾少年団(BTS)は「今年の歌手賞」を受賞した。音楽産業全分野の関係者を対象にした「MAMA専門部門」授賞式も開かれた。「ベストコレオグラファー(振り付け師)」にチェ・ヨンジュン、「ベストビデオディレクター」に牧野惇、「ベストエンジニア」にDat Nguyen Mihnらアジア各国の専門家が7部門で賞を手にした。

CJ E&M関係者は「MAMAは年末の音楽授賞式を越えて韓流の起爆剤でありアジア全域が互いの音楽を共有する場」としながら「今後、国籍や人種、世代を超越した音楽イベントでありアジア大衆音楽拡散の場としてその役割を果たしていく」と意気込みを伝えた。



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