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「大震災の被害」受けた宮城県にも済州オルレギルをつくる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本宮城オルレコースの候補である大崎市鳴子峡谷を探訪客が歩いている。(写真=済州オルレ)

最近、済州で宮城オルレの造成協定を結んだ宮城県村井嘉浩知事と済州オルレの徐明淑理事長。(写真=済州オルレ)

済州(チェジュ)オルレが九州、モンゴルに続き、日本大震災の被害地域である宮城県にも伝わる。

社団法人済州オルレは28日「済州オルレ側と宮城県関係者らが最近、済州オルレ旅行者センターで『宮城オルレ』をつくるための協約式を結び、本格的なオルレギルの造成に乗り出した」と明らかにした。

社団法人済州オルレが海外で3番目に「姉妹の道」をつくる宮城県は東京から東北に約300キロメートル離れている所だ。仙台市が主都市として仁川(インチョン)~仙台路線航空便が毎日運航される東北地方の関門でもある。


ここは2011年、日本大震災当時大きな被害を受けたが、日本の3大絶景に選ばれる松島海岸など有名観光地が多い。また、アルカリ温泉水で「美人温泉」と呼ばれる鳴子温泉、天然植物とリアス式海岸で有名な三陸国立公園などにも観光客が集まる。

社団法人済州オルレ側は現地実態調査後、来年中に2~3コースを開場する計画だ。「東日本大地震で傷ついた地域共同体の回復に向けてオルレギルをつくりたい」という宮城県の提案を社団法人済州オルレが受け入れたわけだ。宮城県はオルレギルが疲れた体と心を癒す力と地域経済に及ぼす効果などに注目した。

宮城県は2016年4月、済州を初めて訪問して社団法人済州オルレと議論を始めた後、数回にわたって済州を訪問し、宮城オルレの可能性を打診してきた。3日~4日、済州で開かれた「2017オルレ歩きフェスティバル」の時は、韓国観光客を対象に宮城県の観光資源を広報したりもした。海外初の姉妹の道である九州オルレの成功も宮城県の挑戦に力を与えた。「九州オルレ」は2012年2月に開場後、19のコースが運営されて計33万人の探訪客がオルレギルを体験した。

済州オルレのグローバルプロジェクトである「姉妹の道」は海外にオルレブランドを広げてつくる徒歩旅行の道だ。社団法人済州オルレがコース開発と諮問から運営方針と哲学まで共有して「オルレ」という名称をそのまま使う。今年6月に開場した「モンゴルオルレ」も済州オルレと同じシステムで2コースを運営している。

宮城県の村井嘉浩知事は「済州オルレの精神とノウハウを学び、地域の歴史と文化を保存して発信していきたい」と話した。

社団法人済州オルレの徐明淑(ソ・ミョンスク)理事長は「オルレは疎通して交流し癒す道」としながら「宮城県を含めて世界のどこでもオルレの方向性や哲学につながっていれば、道はいくらでも開かれるだろう」と話した。



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