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中国側のTHAAD軍事協議提案…韓国では外交部「伝えた」、国防部「内容知らない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「10・31(韓中)発表で言及したTHAADシステム問題をめぐる両国軍事当局間の疎通に関連し、外交部と国防部は緊密に協議している。今回の韓中外相会談での議論内容についても外交部と国防部は疎通しながら緊密に協議してきた」。

27日午後4時、外交部と国防部が同時に表した立場だ。2つの文章にすぎないが、2回も両部が緊密に協議していると強調する内容だ。

中国が高高度防衛ミサイル(THAAD)問題をめぐる韓中軍事当局間協議をできるだけ早期に開催しようと公式提案したことに関し、韓国外交安保当局間で混乱が続いているという指摘がある中、これに対する反論ということだ。


しかし現実は違う。この日午前、外交部は当局者が「24日の局長級ラインで国防部に該当内容を文書で伝えた」と述べた。軍事当局間協議があるようなニュアンスだった。

しかし国防部の関係者は「康長官の訪中成果を説明する文書を外交部から受けたのは事実。その中に韓中軍事会談の開催について外交部と協議しようという内容はなかった」と伝えた。別の国防部関係者は「韓中軍事当局会談は来月の韓中首脳会談後に協議する事項」と話した。韓中軍事当局間で進められている話はないという意味だ。

こうした混乱は23日に始まった。政府当局者が北京特派員に康長官の訪中成果を説明する過程で軍事当局間協議に言及し、「中国側は軍事当局間協議を早期に希望している。帰国すれば国防部に伝える」と述べた。しかし国防部は翌日の24日、「今までそれに関連して計画しているものはない」(ムン・サンギュン報道官)と話した。

中国側が早期の対話を希望したとはいえ、対話の環境は良くない。中国の常万全国防相が交代対象だからだ。中国共産党第19回全国代表大会で党中央軍事委員会から抜けた。外交消息筋は「来年上半期に中国国防相が交代する」とし「それまでは両国の次官または次官補級が会うしかない。韓中首脳会談が終われば、大体の日程が決まりそうだ」と予想した。

韓国国防部としては韓中軍事当局会談を急ぐどころか、できるだけ遅らたい状況だ。中国は会談を通じてTHAADが中国の安保利益を侵害しないことを技術的に保証するよう要求する可能性が高いからだ。しかし在韓米軍の資産であるTHAADに対して韓国はあれこれと言えない立場だ。

韓国と中国の軍事交流は昨年7月のTHAAD配備決定後に全面中断したが、先月24日にフィリピン・クラークで開催されたASEAN拡大国防相会議(ADMM Plus)」をきっかけに宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が常万全中国国防相手に会って再開された。



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