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【コラム】強大国の算法は違う…感情でなく冷静な外交を=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北核問題を中心にした我々の北東アジア外交の一断面は中国に対する過度な期待だ。最近、中国とTHAAD(高高度防衛ミサイル)合意過程で「3不(NO)」(▼THAAD追加配備▼韓日米軍事同盟▼米ミサイル防衛システム編入--はない)という立場を明らかにしたのもそのためだろうが、韓国の安保に対する中国の干渉ルートを開いただけという点が表れている。朴槿恵政権も2015年に中国戦勝節「望楼外交」で韓半島(朝鮮半島)統一問題まで述べたとして期待したが、北朝鮮の4回目の核実験以降、微動だにしない中国の実体を確認しただけだ。長期的、安保戦略的な判断に基づかない感情外交の一断面だ。歴代政権では日本と対立状況である時、中国と抗日史共同戦線を展開する姿を見せようとしたものの、日中首脳の関係急進展モードに当惑するケースも多かった。強大国の外交算法が違うことを直視しなければいけないということだ。

文大統領は習近平国家主席とプーチン露大統領を平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に招請した。中国国賓訪問後に日本で首脳会談をし、安倍首相を平昌に招請するのも方法だ。先制的に動けば「慰安婦合意」の創造的解決法も出てくる。外交は51対49程度でも勝つために妥協・調整するものだ。北核問題解決のためにも、韓半島有事への対応のためにも、日本の協力は必須だ。

キム・スジョン/外交安保記者

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