このような変化は廈門だけではない。廈門はむしろ経済開発が遅い地域に挙げられる。トウ小平が1978年に改革・開放を進めながら深セン・珠海・汕頭とともに指定した4大経済特区だったが、台湾領の金門島から近く、いつ戦争の被害を受けるか分からないという懸念のため開発が遅れた。このような経済と安保の特殊性を持つ廈門は習近平国家主席との縁も深い。習主席が85年の廈門副市長をはじめ、福建省から浙江省、上海を経て権力の頂点に上がるうえで必要な力量を磨いたところであるからだ。
習主席は最近、第19回党代表大会を通じて、廈門で描き始めた「中国の夢」をさらに具体化した。2020年までに全国民が中産層となる小康社会を築き、2050年には米国を抜いて最強国になるというビジョンを盛り込んだ。廈門地域だけを見てもそのような夢が実っていくことを十分に感じることができた。過去とは全く違う中国の経済力と社会的活力を実感したからだ。
習主席は最近、第19回党代表大会を通じて、廈門で描き始めた「中国の夢」をさらに具体化した。2020年までに全国民が中産層となる小康社会を築き、2050年には米国を抜いて最強国になるというビジョンを盛り込んだ。廈門地域だけを見てもそのような夢が実っていくことを十分に感じることができた。過去とは全く違う中国の経済力と社会的活力を実感したからだ。
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