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入場券購入、宿泊・車両提供…韓国財界も「GO!平昌」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

平昌五輪組織委員会の李煕範委員長と金富謙(キム・ブギョム)行政安全部長官、現代デパート李同昊(イ・ドンホ)副会長(左から)が16日に韓国政府ソウル庁舎で、殉職した警察・消防署員の子どもたちへの冬季五輪観覧支援協約式を行った。(写真=現代デパート)

経済界が平昌(ピョンチャン)冬季五輪成功開催のために入場券購入や会社員参加の督励などの支援を始める。

経営者総協会と大韓商工会議所・貿易協会・中小企業中央会・中堅企業連合会・全国経済人連合会の経済6団体は16日、ソウル明洞(ミョンドン)バンカースクラブで平昌冬季五輪大会組織委員会の李煕範(イ・ヒボム)委員長と懇談会を開き、冬季五輪の支援方案を話し合った。

朴炳元(パク・ビョンウォン)経済人総連会長は「冬季五輪に行きたくても会社の雰囲気のため行けない会社員がいないように参加を促し、大会興行の成功を祈って入場券購入を(会員会社に)要請する計画」と合意内容を明らかにした。


李煕範委員長は「85日後に迫る五輪を成功裏に行えば経済的跳躍と国家イメージに多いに役立つ」とし、財界に支援を求めた。

これに対し経済団体はこの日の懇談会の内容を会員会社に公示し、参加を促す計画だ。また、会社員の団体応援や宿泊施設などの支援も行う。

経済人総連関係者は「平昌五輪の国民的な熱気を作るため」としつつ「大会終了後も緊密に協力し、五輪開催にともなう経済的効果を最大化するだろう」と話した。

個別企業も平昌冬季五輪観覧サポートに取り組む。現代デパートグループはこの日、殉職した警察官・消防署員の子どもたち160人を対象に平昌冬季五輪のショートトラック競技観覧の機会を提供すると明らかにした。宿泊・食事や移動手段も提供する。現代デパートは今年1月組織委員会には100億ウォン(約10億円)を支援している。東西発電など平昌冬季五輪のスポンサーも障害者・低所得層の観覧支援を行う計画だ。

一方、KTは同日、平昌冬季五輪で公開する5世代(5G)移動通信技術の最終点検の手続きを始めたと明らかにした。KTは平昌冬季五輪の通信分野公式パートナー会社だ。KTは今年6月には五輪で使われる放送・通信ネットワークを、先月末には5G示範ネットワーク構築を全て終えた。

今回の五輪はKTが世界市場で初めて5G技術を公開するため、この技術を体験できる多様な空間が用意される。競技場はもちろん、近隣の村にも体験空間を拡大した。特に大関嶺(テグァルリョン)羊牧場などが集まっているウィヤジの村には360度バーチャルリアリティ(VR)カメラや混合現実(MR)ウィンタースポーツ体験、3次元ホログラム映像通話など5G通信をベースに見せることのできる技術を訪問客に公開する計画だ。

この日の点検にはKTのファン・チャンギュ会長が自ら参加した。ファン会長は平昌スキージャンプ場に位置する「5Gセンター」で通信装備の性能に対する説明を聞き、データの送受信速度を測定した。ファン会長は「地震がおきても大会が支障なく進行されるには放送・通信ネットワークが安定的に運営されなければならない」と強調した。ファン会長はまた、最近リモデリングを終えたKT大関嶺修練館も見て回った。KTは五輪期間、平昌一帯に「宿泊施設大乱」が予想されるため世界の主要情報通信技術(ICT)企業関係者のために企業修練館を宿舎として提供することにした。



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