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<浦項地震>韓国地質研究院「かつて報告されたことのない断層帯に沿って発生」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
15日、慶北浦項(キョンブク・ポハン)で発生した強震は東西方向から圧力が加えられて生じた逆断層のためだと推定されている。

韓国地質資源研究院(以下、地質研)は今回の地震が既存の地表面上では存在が報告されたことのない北北東-南南西の断層帯に沿って発生したと見られると16日、明らかにした。

今回の断層は嶺南(ヨンナム)地域の最大断層である梁山(ヤンさん)断層〔慶北盈徳(ヨンドク)~慶南梁山~釜山(プサン)〕から東側に9キロメートル程度離れていることが分かった。特に、今回の断層は水平・垂直移動が同時に現れるにつれ「逆断層性走向移動断層」に分類されるというのが地質研側の説明だ。


強い力で地層が割れる時に発生する断層は普通正断層・逆断層・走向移動断層など3つに区分される。外側に向かって両側反対方向に引っ張る力、すなわち張力が作用すれば地層が滑りながら正断層が生じる。

反対に両側から向かい合って圧縮する形で力が加えられれば逆断層が生じる。線路のように平行しながらも互いに反対方向で押す力、すなわち、せん断力が作用すれば地層が水平に移動する走向移動断層が生じる。

地質研のイ・ユンス博士は「東西両側から向かい合って圧縮する形で力(応力)が作用したため、西の地層が東の地層に乗って上がる局面になった」と話した。昨年9月12日に発生した慶州(キョンジュ)地震は走向移動断層による地震と把握されている。

一方、浦項地震は慶州地震より浅いところで発生したため、地震エネルギーの規模は小さくても地表面付近では比較的に強い振動が発生したと判断されると地質研は明らかにした。特に、震源地である浦項市興海邑(フンヘウプ)などは堆積層が比較的に発達した地域であり、堆積層で地震波が増幅され、3~5階の低層ビルを中心に地震被害が大きくなったということだ。

浦項地域の地層である海成堆積層は新第三紀(中新世)時に東海(日本名・日本海)に沈んで堆積層を形成した後、量産断層に沿って再び隆起したところで、この地層の岩片(薄く切られた岩石)は手で強く押せば砕けるほど強度が弱いと伝えられている。

一方、気象庁と地質研、慶北大など大学研究チームはこの日、現地で約40の移動式地震計を設置するなど地震の原因究明に着手した。



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