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【社説】韓国の外交、なぜこうなのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる韓中間の葛藤の「封印」が半月も経たずに解けてしまったのか。10月31日の合意の後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「中国はこれ以上THAAD問題に言及しないだろう」と述べた。ところが中国の指導者は相次いで韓国の大統領にTHAAD問題を正面から取り上げた。中国の習近平国家主席は11日、THAADに関連し「韓国は歴史に責任を負うべきだ」という警告性の発言をした。13日には李克強首相が「中韓がTHAAD問題を段階的に処理するという認識で一致した」とし「韓国は障害物を片づけるべき」と注文した。耳が痛い中国側の発言だ。

さらに大きな問題は韓国側の外交ラインの安易な認識と対処だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が習近平主席、李克強首相に会う前、青瓦台は「THAAD問題は議論されないだろう」と述べたが、結果は違った。会談後にも「THAAD関連の議論はなかった」と述べたが、中国側の発表を受けて追加でブリーフィングをする姿を見せた。何を恐れてTHAAD問題が議論されたことを隠そうとしたのか。特に李克強首相の「THAAD段階的解決」発言は、中国とある種の水面下合意があったのではという疑惑を深めている。

我々のアマチュア外交が懸念される。代表的な例が10・31合意での「3不(NO)」表明だ。安保の主権を自ら外国に担保として出す国がどこにあるのか。これ以上、中国の外交に振り回されてはいけない。今後、中国との交渉結果を透明にし、中国が恣意的に合意内容を歪曲するのを防がなければいけない。特に中国に「白紙の小切手」を渡したという声が出ている「3不」について「原則」や「約束」などの言葉を使ってはいけない。「3不」は我々の「立場」という程度で整理する必要がある。立場は状況の変化によって変わることもある。「原則」と言えば中国の「フレーム」に閉じ込められる結果を招くだけだ。

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