13日に板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)を通じて北朝鮮兵士1人が亡命したが、この過程で発生した銃撃事件での韓国軍の対応が釈然としない。JSAは南北の軍が数メートル以内で顔を合わせていて、常に緊張感が漂っているところだ。世界で唯一、冷戦の遺産が残っている地域だ。しかも現在は北朝鮮の核開発で南北間のすべての対話チャンネルがふさがっている状態だ。したがっていつでも偶発的な状況が発生するおそれがある。こうした区域で北朝鮮兵士が韓国側に亡命し、北朝鮮の警戒兵はこれを阻止するために銃を撃った。
合同参謀本部によると、亡命兵士は車を運転してJSA北朝鮮軍区域に進入し、南北を分ける軍事境界線(MDL)の10メートル手前まで来たという。亡命兵士は車から降りた後10メートルほど走れば、自由の大韓民国に亡命できる状況だった。ところがその短い時間に北朝鮮軍の警戒兵4人が約40発の小銃と拳銃弾を撃った。北朝鮮の警戒兵は北側から南側に向かって射撃した。北朝鮮軍の小銃と拳銃の射程距離を考えると、その銃弾は当然、JSA南側にも飛んできたはずだ。亡命兵士が軍事境界線を越えた後も射撃を続けた可能性が高い。韓国軍の将兵が近くいればその銃弾を浴びていたかもしれない。北朝鮮がこのように停戦協定を違反して挑発したが、韓国軍は他人事のように眺めていたのだろうか。
また、亡命兵士は腹部と胸、肩などに7発の銃弾を浴び、現在、危篤状態だ。JSAでは亡命の過程を監視カメラですべて観察していたという。JSA勤務者は亡命者がこのように多くの銃弾に浴びる中で何をしていたのか疑問だ。宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官も事件発生から1時間後に報告を受けたという。これでは前方で緊急事態が発生するたびにどのように対処するのか心配だ。軍当局はJSAでの北朝鮮軍の挑発と措置の過程を一つ一つ究明し、対策を用意する必要がある。
合同参謀本部によると、亡命兵士は車を運転してJSA北朝鮮軍区域に進入し、南北を分ける軍事境界線(MDL)の10メートル手前まで来たという。亡命兵士は車から降りた後10メートルほど走れば、自由の大韓民国に亡命できる状況だった。ところがその短い時間に北朝鮮軍の警戒兵4人が約40発の小銃と拳銃弾を撃った。北朝鮮の警戒兵は北側から南側に向かって射撃した。北朝鮮軍の小銃と拳銃の射程距離を考えると、その銃弾は当然、JSA南側にも飛んできたはずだ。亡命兵士が軍事境界線を越えた後も射撃を続けた可能性が高い。韓国軍の将兵が近くいればその銃弾を浴びていたかもしれない。北朝鮮がこのように停戦協定を違反して挑発したが、韓国軍は他人事のように眺めていたのだろうか。
また、亡命兵士は腹部と胸、肩などに7発の銃弾を浴び、現在、危篤状態だ。JSAでは亡命の過程を監視カメラですべて観察していたという。JSA勤務者は亡命者がこのように多くの銃弾に浴びる中で何をしていたのか疑問だ。宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官も事件発生から1時間後に報告を受けたという。これでは前方で緊急事態が発生するたびにどのように対処するのか心配だ。軍当局はJSAでの北朝鮮軍の挑発と措置の過程を一つ一つ究明し、対策を用意する必要がある。
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