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「国賓威嚇するデモは厳正対処…トランプ大統領警護で非常体制」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

トランプ米国大統領の国賓訪韓(7~8日)を翌日に控えた6日午後、ソウルの米国大使館近くで警察が警戒勤務をしている。

トランプ米大統領の訪韓を翌日に控えた6日、行政安全部の金富謙(キム・ブギョム)長官が「訪韓期間に一部集会と関連しては非常に深刻な外交的欠礼にまで達しかねないと判断する。合法的意思表現は保護するが国賓と国民の安全に脅威になる行為は厳正対処する方針だ」との立場を明らかにした。

警察は最近イ・チョルソン庁長主宰で対策会議を開き、「トランプ大統領の移動ルートを真空状態で維持せよ」という指示を与えた。警察関係者は「トランプ大統領の移動ルートに警察人材を投じ一定のスペースには人々が最初から接近できないようにするという意味だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後は低い警護と身近な警備が主な基調だったが今回は状況が違うと判断した」と説明した。

トランプ大統領の訪韓日程は一般に公開されている。7日正午ごろに韓国に到着するトランプ大統領は平沢市(ピョンテクシ)の在韓米軍基地「キャンプハンフリーズ」を訪問した後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)に移動して文在寅大統領と首脳会談をする。8日には国会本会議場で演説する。


反米集会を主導している220余りの市民団体の集い「NOトランプ共同行動」はトランプ大統領の主要動線に沿って集会をする計画だ。当初警察は「交通統制の必要性と警護上の危害などが懸念される」という理由で青瓦台方面への行進と集会、トランプ大統領の宿泊先方面への行進などを禁止した。しかしこの日ソウル行政裁判所は共同行動側が出した仮処分申請(屋外集会禁止通告処分の取り消し)を受け入れ、政府ソウル庁舎前の世宗路(セジョンロ)での集会、世宗文化会館から青瓦台100メートル手前サランチェまでの行進、サランチェ東側歩道での集会を認めた。裁判所は「集会及びデモに関する法律のどこにも大韓民国を訪問する外国の国家元首に対する警護上の必要を集会やデモの禁止・制限理由に規定していない」と理由を明らかにした。

警察は集会対応に車の壁は動員せず、警察官で「人間の壁」を設ける計画だ。警察は7日と8日にソウルで全警察力を動員できるよう年次休暇などを制限する「甲号非常令」を発動した。特に青瓦台周辺とトランプ大統領の宿泊先周辺、国会前の警備状況に神経を尖らせている。

共同行動は7日午前に青瓦台近くで記者会見し、トランプ大統領が米軍基地を訪問しソウルに来る時間の午後1時ごろには光化門(クァンファムン)広場に集まる。午後3時には再び青瓦台春秋館に近い八判洞(パルパンドン)に行き午後の時間帯に継続して集会を行う計画だ。トランプ大統領が青瓦台でのスケジュールを終えるころには再び光化門広場に移動して集会を開き、午後8時に青瓦台方面に行進する。一部参加者はトランプ大統領の宿泊先の前で夜を徹しての抗議デモを計画している。

8日には国会近くでのデモが予想される。特に午前10時から共同行動が「トランプ国会演説阻止行動」を予告した状態で警察と物理的衝突を起こす可能性もある。警察は国会周辺に3重の鉄製フェンスを設置し警察人材1600人以上を配置する。警察関係者は「デモの規模は1500人前後と大きくないものと予想している。一部急進団体の突発デモの可能性があり、そのような場合にはすぐに現場で検挙するなど厳正に対応する方針だ」と話した。



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