今月７日のドナルド・トランプ米大統領の訪韓を控えて韓国メディアが今回のトランプ氏訪韓に関連して韓国政府の対応に助言の声を出している。

世界日報は６日、「トランプ訪韓にあわせて韓米間の信頼を強く確かめるべき」という題名の社説で、「北核問題の重大な峠で、韓米間で異なる声を出してはいけない」とし「韓国政府は今回の韓米首脳会談が両国間の信頼を高めて北朝鮮共助を強化する転換点になるように総力を注ぐことを望む」と注文した。

東亜日報も６日、「トランプ訪韓、韓米間の雑音なくす転機にするべき」という社説で、「トランプ氏の訪問を我々が処した安保および通商危機の暗雲を取り払う転機とするべきだ」と強調した。続いて、反トランプ集会の動きに対して「必要なら大統領や首相が直接立ち上がり、これら団体を説得する誠意を示す必要がある」と促した。


一方、トランプ訪日に対する日本政府の対応には、韓国政府は達し得ないという指摘も出ている。朝鮮日報は６日、「最高の親密さをアピールするトランプ大統領と安倍首相」というタイトルの社説で「このままだとトランプ大統領は北朝鮮問題で何か行動するときはまず安倍首相と相談するようになる」と警告して「日米両国は最高の親密さをアピールしているのに対し、韓米関係は非常に形式的で儀礼的なものへと変わりつつある」と指摘した。