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トランプ大統領、米軍将兵の前でも「公正貿易」…韓米FTA圧力拡大

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「自由で、公正で、互恵的な貿易を追求する」。

5日、東京都横田米軍基地で数百人の米軍将兵の前に立ったトランプ大統領は、自身のアジア歴訪目的について説明しながら、「自由」「公正」「互恵」という3つの言葉を力説した。10日以上にわたり日本をはじめ韓国、中国、ベトナム、フィリピンなどを訪問しながら米国の貿易政策の立場を明確にするという約束だった。

航空ジャンパー姿で講壇に立ったトランプ大統領の演説は北朝鮮問題と在日米将兵の激励が中心だったが、貿易政策に対する自らの立場表明も欠かさなかった。トランプ大統領は「今回の歴訪でインド洋と太平洋の数カ国と新しい協力と貿易の機会を開くだろう」と強調した。


トランプ大統領は日本に到着する前、専用機の中でも記者らに歴訪目的について北朝鮮問題はもちろん、各国首脳と「貿易」を議論することだと説明した。日本到着後にはツイッターに「米国の大きな経済問題のために『偉大な交渉力』(great negotiationg strength)とともに12日間の日程へ向かっている」とコメントした。

海外メディアはトランプ大統領が議論する主な国が韓国と中国になるとみている。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とロス商務長官が同行している点にも注目している。ライトハイザー代表は3日(現地時間)、FOXニュースに出演し、米国の最大商品貿易赤字国の中国を狙って「非常に非常に深刻な問題」と指摘した。強硬な保護貿易主義者として知られるロス商務長官は以前から米国の半導体産業保護を強調してきた。ロス長官は「韓米両国の緊密な安保関係が韓米自由貿易協定(FTA)議論で(韓国の)防壁になる可能性はない」と述べたこともある。

CNNマネーは「韓米FTAを含め、主要アジア諸国との経済関係を『ぞっとする』と酷評したトランプ大統領がアジア訪問を始めた」とし「そこにいるどこの誰もいかなることが起こるかは知らない」と伝えた。海外メディアは、トランプ大統領が8日に予定された国会演説で韓米FTAに対する自らの立場を強く表明すると予想している。今年6月にワシントンで行われた韓米首脳会談の後、トランプ大統領は「韓米FTAは2011年に発効し、2016年までに米国の赤字幅が110億ドル増えた」とし「韓米FTAは成功とはいえない」と話したりもした。

これに関しホワイトハウス関係者は最近、トランプ大統領のアジア訪問に関する説明で「韓米FTAに対する懸念解消のための協力を含め、公正で水平の運動場を作ることも核心の議題」と明らかにした。



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