文在寅(ムン・ジェイン)大統領が3日午後、青瓦台でCNA(チャンネルニュースアジア)のイム・ヨンスク・アジア支局長のインタビューに応じている。(写真=青瓦台)
代表的なのが、いわゆる韓国政府の「3No原則」だ。▼韓国は米国のミサイル防衛(MD)システムに参加しない▼THAAD追加配備を検討しない▼韓日米安保協力が軍事同盟に発展しない--という内容だ。在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる韓中の葛藤を解消する過程で康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が提示した原則だ。葛藤の解消には寄与したが、外交的に微妙な状況を招いている。康長官がこうした立場を明らかにした直後、中国は直ちにこれを「3不約束」として格上げしようとした。これに対し韓国政府はあたふたと中国に抗議し、「約束」という表現を「立場」に正した。
この3No原則めぐり今度は米国が反応した。マクマスター米国家安全保障担当大統領補佐官は2日(現地時間)、一部の国内メディアのインタビューで「(康京和)外交部長官の発言が確定的(definitive)なものとは考えていない」とし「韓国がその3つの領域で主権を放棄するのか懐疑的」と述べた。3No原則を韓国の「主権放棄」と見なしたのだ。