韓国ウォンが値上がりしている。国内景気の好調と株式市場の活況で1カ月間に33ウォンもウォン高ドル安が進み、今年の最高値に迫った。世界的な円安までが重なり、韓国ウォンは日本円に対しても1年10カ月ぶりの高値となった。ウォン高が輸出にマイナスの影響を及ぼすという懸念も出ている。
2日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは米ドルに対して前日より0.1ウォン値上がりした1ドル=1114.40ウォンで取引を終えた。4日連続のウォン高ドル安で、今年の最高値(7月27日、終値基準1112.80ウォン)に近づいた。ウォン高ドル安は今週だけで16.10ウォン、1カ月間で33.60ウォンも進んだ。特にこの1、2カ月間、米ドルが世界の主要通貨に対して値上がりした点を考慮すると、ウォン高はよりいっそう目立つ。
今年7-9月期の経済成長率(前期比)が市場の期待を上回る1.4%となるなど国内の景気指標が好調であるうえ、株式市場で外国人買いが続き、ウォン高につながっている。北朝鮮リスクがやや落ち着き、中国のTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復による韓中の葛藤が解消に向かっている点もウォン高を後押ししている。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にハト派のジェローム・パウエルFRB理事が指名されたことも今後のウォン高要因となる。
一方、日本円は値下がりしている。先月の衆議院選挙で安倍晋三首相が率いる自民党が圧勝した後、円安が加速している。果敢な金融緩和と財政支出拡大を通じた景気浮揚が続くという見方からだ。この日、韓国ウォンは対日本円で100円=978.45ウォンまで値上がりし、今年の最高値(5月15日、100円=984.30ウォン)を更新した。
2日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは米ドルに対して前日より0.1ウォン値上がりした1ドル=1114.40ウォンで取引を終えた。4日連続のウォン高ドル安で、今年の最高値(7月27日、終値基準1112.80ウォン)に近づいた。ウォン高ドル安は今週だけで16.10ウォン、1カ月間で33.60ウォンも進んだ。特にこの1、2カ月間、米ドルが世界の主要通貨に対して値上がりした点を考慮すると、ウォン高はよりいっそう目立つ。
今年7-9月期の経済成長率(前期比)が市場の期待を上回る1.4%となるなど国内の景気指標が好調であるうえ、株式市場で外国人買いが続き、ウォン高につながっている。北朝鮮リスクがやや落ち着き、中国のTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復による韓中の葛藤が解消に向かっている点もウォン高を後押ししている。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にハト派のジェローム・パウエルFRB理事が指名されたことも今後のウォン高要因となる。
一方、日本円は値下がりしている。先月の衆議院選挙で安倍晋三首相が率いる自民党が圧勝した後、円安が加速している。果敢な金融緩和と財政支出拡大を通じた景気浮揚が続くという見方からだ。この日、韓国ウォンは対日本円で100円=978.45ウォンまで値上がりし、今年の最高値(5月15日、100円=984.30ウォン)を更新した。
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