「65歳から誕生日パーティをしない」「定年を超えて働く」「毎日自転車に乗る」…。
30日にソウルのCOEXで開かれた「2017ノーベル・プライズ・ダイアログ・ソウル」でノーベル賞受賞者が明らかにした「老化を防ぐ秘訣」だ。韓国科学技術翰林院とスウェーデンのノーベルメディアは過去のノーベル賞受賞者5人を韓国に招いて今回の行事を行った。ノーベル賞授賞式週間にスウェーデンで開かれる文化・学術行事である「ノーベル・ウィーク・ダイアログ」の海外特別行事だ。受賞者は「高齢化」をテーマに多様な話をした。
5人のノーベル賞受賞者を含む30人ほどの世界的大学者が一般の人たちと討論し考えを共有した。ノーベルメディアが運営するデジタルチャンネルで全世界に生中継された。これまでスイスや日本などで開催され、ソウルで開かれたのは今回が初めてだ。
◇ノーベル賞受賞者の老化を防ぐ秘訣
2004年にノーベル経済学賞を受賞したフィン・キドランドUCサンタバーバラ校教授は、「2020年には米国、スペインなど全世界が人口高齢化による財政赤字問題に直面するだろう」と指摘した。続けて「税金引き上げだけではリタイア後の高齢者を扶養するための財政問題は解決しがたい。働ける20~40代の若い移民を受け入れることが高齢化の解決策になれる」と助言した。
1993年の生理学・医学賞受賞者であるリチャード・ロバーツ教授は「老化原因を究明するのにバクテリアが重要な役割をするだろう」と話した。最近注目されている体内微生物遺伝情報であるマイクロバイオームが老化研究の新たな道を開いてくれるという説明だ。彼は「無条件で長生きするのではなく、良質の期待寿命を増やすのに役立つだろう」と予想した。彼は老化を防ぐ秘訣に対しては「65歳から誕生日パーティをしていない。死ぬまで65歳として生きられる」として笑った。
1988年の化学賞受賞者であるロベルト・フーバー教授は老化研究で漢方医学の可能性に注目した。フーバー教授は「蛋白質分析、遺伝子研究技術を通じて老化細胞と若い細胞の差異に関する研究が多く行われた。これを基盤に老化を止めたり遅くする方法が遠からず出てくるだろう」と予想した。彼は「数千年にわたり使い続けた天然物が人工化合物より私たちの体にもっと良いという研究結果があるだけに天然物を探して疾病を抑制する物質を見つけ出すなら老化研究がさらに進むだろう」と期待した。
参加者のうち80歳で最高齢のフーバー教授は健康の秘訣について「いまでも毎日26キロメートルほど自転車に乗り、夏には水泳を楽しむ」と話した。唯一の女性参加者でイスラエル初の女性ノーベル賞受賞者(2009年・化学賞)のアダ・ヨナス教授は「老化に対抗せず理解しようと努力しなければならない」と強調した。
◇韓国がノーベル賞受賞者輩出するには
ノーベル賞受賞者は韓国の科学者がノーベル賞を取るためには政府が基礎科学に投資しなければならないと口をそろえた。ノーベルメディアのマティアス・フュレニウス最高経営責任者(CEO)は、「ノーベル賞が授与された分野を見れば基礎科学に焦点が合わされている。受賞者の10~20年間の業績を含めて賞を贈るので持続的な研究開発投資が必要だ」と指摘した。
ノーベル生理医学賞審査委員のジュリーン・ジラース氏は「われわれは過去より未来指向的であり国籍に関係なく受賞者を決める。生物学賞は発見、化学賞は発見と改善、物理学賞は発見と発明の具体的領域をめぐり審査する点に注目しなければならない」と説明した。そして「科学者が十分にリスクを甘受して研究を引っ張っていけるよう政府や機関が研究費を支援し多くの機会を与えなければならない」と強調した。
ロバーツ教授も「失敗しても科学者が研究を続けていける自由を与えなければならない」と話した。続けて「科学者が創意性を発揮するには興味深いテーマを自由に研究するよう放っておかなければならない。製品を作って商業的結果を出せと強要してはならない」と指摘した。彼は「アジアでは年上の人を敬い年輪を尊重する文化がある。こうした長所を生かし上の人が若者のアイデアを聞いて挑戦する機会を与えるなら才能ある科学者がノーベル賞受賞者になるだろう」と話した。
30日にソウルのCOEXで開かれた「2017ノーベル・プライズ・ダイアログ・ソウル」でノーベル賞受賞者が明らかにした「老化を防ぐ秘訣」だ。韓国科学技術翰林院とスウェーデンのノーベルメディアは過去のノーベル賞受賞者5人を韓国に招いて今回の行事を行った。ノーベル賞授賞式週間にスウェーデンで開かれる文化・学術行事である「ノーベル・ウィーク・ダイアログ」の海外特別行事だ。受賞者は「高齢化」をテーマに多様な話をした。
5人のノーベル賞受賞者を含む30人ほどの世界的大学者が一般の人たちと討論し考えを共有した。ノーベルメディアが運営するデジタルチャンネルで全世界に生中継された。これまでスイスや日本などで開催され、ソウルで開かれたのは今回が初めてだ。
◇ノーベル賞受賞者の老化を防ぐ秘訣
2004年にノーベル経済学賞を受賞したフィン・キドランドUCサンタバーバラ校教授は、「2020年には米国、スペインなど全世界が人口高齢化による財政赤字問題に直面するだろう」と指摘した。続けて「税金引き上げだけではリタイア後の高齢者を扶養するための財政問題は解決しがたい。働ける20~40代の若い移民を受け入れることが高齢化の解決策になれる」と助言した。
1993年の生理学・医学賞受賞者であるリチャード・ロバーツ教授は「老化原因を究明するのにバクテリアが重要な役割をするだろう」と話した。最近注目されている体内微生物遺伝情報であるマイクロバイオームが老化研究の新たな道を開いてくれるという説明だ。彼は「無条件で長生きするのではなく、良質の期待寿命を増やすのに役立つだろう」と予想した。彼は老化を防ぐ秘訣に対しては「65歳から誕生日パーティをしていない。死ぬまで65歳として生きられる」として笑った。
1988年の化学賞受賞者であるロベルト・フーバー教授は老化研究で漢方医学の可能性に注目した。フーバー教授は「蛋白質分析、遺伝子研究技術を通じて老化細胞と若い細胞の差異に関する研究が多く行われた。これを基盤に老化を止めたり遅くする方法が遠からず出てくるだろう」と予想した。彼は「数千年にわたり使い続けた天然物が人工化合物より私たちの体にもっと良いという研究結果があるだけに天然物を探して疾病を抑制する物質を見つけ出すなら老化研究がさらに進むだろう」と期待した。
参加者のうち80歳で最高齢のフーバー教授は健康の秘訣について「いまでも毎日26キロメートルほど自転車に乗り、夏には水泳を楽しむ」と話した。唯一の女性参加者でイスラエル初の女性ノーベル賞受賞者(2009年・化学賞)のアダ・ヨナス教授は「老化に対抗せず理解しようと努力しなければならない」と強調した。
◇韓国がノーベル賞受賞者輩出するには
ノーベル賞受賞者は韓国の科学者がノーベル賞を取るためには政府が基礎科学に投資しなければならないと口をそろえた。ノーベルメディアのマティアス・フュレニウス最高経営責任者(CEO)は、「ノーベル賞が授与された分野を見れば基礎科学に焦点が合わされている。受賞者の10~20年間の業績を含めて賞を贈るので持続的な研究開発投資が必要だ」と指摘した。
ノーベル生理医学賞審査委員のジュリーン・ジラース氏は「われわれは過去より未来指向的であり国籍に関係なく受賞者を決める。生物学賞は発見、化学賞は発見と改善、物理学賞は発見と発明の具体的領域をめぐり審査する点に注目しなければならない」と説明した。そして「科学者が十分にリスクを甘受して研究を引っ張っていけるよう政府や機関が研究費を支援し多くの機会を与えなければならない」と強調した。
ロバーツ教授も「失敗しても科学者が研究を続けていける自由を与えなければならない」と話した。続けて「科学者が創意性を発揮するには興味深いテーマを自由に研究するよう放っておかなければならない。製品を作って商業的結果を出せと強要してはならない」と指摘した。彼は「アジアでは年上の人を敬い年輪を尊重する文化がある。こうした長所を生かし上の人が若者のアイデアを聞いて挑戦する機会を与えるなら才能ある科学者がノーベル賞受賞者になるだろう」と話した。
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