車正一（チャ・ジョンイル）特別検事（特検）チームは２８日、国家情報院（国情院）など国家機関を動かし宝物発掘事業を主導したことが分かった預金保険公社の李亨沢（イ・ヒョンテック）元専務を２９日に召喚し、逮捕状を請求することを決めた。

特検チームは、李容疑者が宝物発掘事業者らから持ち株１５％を受ける代価として、青瓦台（チョンワデ、大統領府）や国情院などに事業の支援を要請したものとみて、特別犯罪加重処罰法上のあっせん収賄の容疑を適用する方針で、Ｇ＆Ｇグループ会長の李容湖（イ・ヨンホ）容疑者に不動産を時価より高く売却し、数億ウォン台の金品を授受したことに関しても、同じ容疑を適用するものと伝えられた。


特検チームは、李容疑者を相手に、李容湖容疑者に宝物発掘事業関連の持ち株１５％を譲り渡し金品を授受したかどうかと、李容湖容疑者が宝物発掘事業を材料にサムエインダス社の株価を押し上げて２５６億ウォン台の相場差益を得た過程にも介入したかどうかなどについても集中的に追及する計画だ。


特検チームは、李容疑者を調べた後、青瓦台の李起浩（イ・キホ）経済首席を呼んで李容疑者に会った経緯と国情院に宝物発掘事業への支援を要請した理由などを調査することにしている。

特検チームはまたこの日、新安（シンアン）グループの朴順石（パク・スンソック）会長を参考人として召喚し、昨年、朝興（チョフン）キャピタルの買収競争を繰り広げる過程で、李容湖容疑者が政官界にロビーを働きかけたかどうかなどについても調べた。