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<Mr.ミリタリー>F-22の機動飛行と惨めな韓国軍需産業(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

16日、京畿道城南市のソウル空港で開催された「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会」プレスデー行事で、米国の最新鋭戦闘機F-22Aが機動飛行している。

北核ミサイル危機が小康状態だ。ひとまず北朝鮮が息を殺している。北朝鮮の事情は分からないが、より大きな対決局面を控えて準備作業中と考えられる。トランプ米大統領も来月の韓日中訪問後に重大決心をするという見方がある。こうした中、韓米海軍は東海(トンヘ、日本名・日本海)で海上示威性格の大規模な連合訓練を実施し、京畿道城南(ソンナム)では米空軍の最先端戦闘機F-22が強力なパワーを誇示した。

18日、京畿道城南空軍基地の上空では米空軍の最新鋭戦闘機F-22ラプターが観客の視線を集めた。滑走路の北端からスタートしたF-22は離陸するやいなや垂直に飛行した。水平に高速飛行し、また垂直に上昇し、すぐに方向を横に変えた。風のため上下する凧のような動きだった。宇宙人の円盤のように見えたりもした。従来の戦闘機では真似できない空中機動だ。この戦闘機に搭載された推力偏向装置のおかげだ。推力偏向装置はエンジンから噴射される推力の方向を上下に自由に変える機能をする。

わずかに見えるほどの高空のF-22は、あたかもワシが地上の獲物を探すように浮いている。そして観覧席の前では胴体をコブラのように立てて自動車ほどの速度でゆっくりと飛行した。いわゆるコブラ機動だ。しかし観覧席近くで高速飛行する時の轟音は胸を揺さぶるほど強い力で迫ってくる。


F-22戦闘機がこの日、城南基地で機動飛行を見せたのは、ソウル国際航空防衛産業展示会(ADEX、17-22日)が開かれているからだ。この戦闘機は2015年に続いて2回目の参加となる。しかし北核危機で緊張が高まった今年の飛行は以前とは違った。F-22の強力な戦闘力のためだった。最高速度が音速の2.25倍でマッハ1.8の超音速で飛行できる高性能戦闘機F-22は世界のどの戦闘機と空中戦をしても勝てるという評価だ。

1メートルの大きさの物体を400キロ離れたところから見つけ出して空対空ミサイルで攻撃できる。大田(テジョン)で飛行しながら平壌(ピョンヤン)上空の北朝鮮戦闘機を探知して迎撃できるということだ。さらに敵機のレーダーには玉の大きさの物体として表れ、肉眼で見るまでは存在が分からない。最先端ステルス機能だ。このような長所でラプターは北朝鮮上空に入って精密打撃任務をいくらでも遂行できる。本当の戦闘力はF-22のデータ融合と通信システムだ。レーダーなど各種探知装置が標的を明確に区別し、その情報を1秒あたりギガバイトで別のF-22とやり取りする。F-22編隊が戦闘状況を完ぺきに共有し、一体となって作戦任務を遂行できるということだ。



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