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韓国の仁川国際空港、世界空港サービス評価で12連続1位

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

仁川国際空港が国際空港評議会(ACI)が主管するエアポート・サービス・クオリティ・アワードのアジア太平洋地域最優秀空港賞で12年連続1位に輝いた。鄭日永・仁川空港公社社長(右)が賞を受け取った後、Declan Collier議長と記念撮影をしている。

17日(現地時間)午後、アフリカ・モーリシャスのスワーミー・ヴィヴェーカーナンダ国際コンベンション センター。世界中から空港関係者700人余りが集まった2016年エアポート・サービス・クオリティ(ASQ)・アワードの授賞式で、司会者は「仁川(インチョン)空港」を4回も呼んだ。

地域(アジア太平洋)と規模(年間旅客4000万人以上の大型空港)、そして地域規模統合など3部門で1位を占め、一つ以上の受賞分野で5年連続1位を占めた空港に贈られる特別功労賞まで受賞したためだ。ASQは空港分野の国連と言われる国際空港評議会(ACI)が、毎年世界の空港利用客を対象に実施している1対1の対面アンケート調査だ。昨年は55万人が空港職員の親切度や空港の利便性などを尋ねる質問に応じた。

仁川空港は昨年この評価で5点満点中4.99点がつけられ、総合1位に入った。シンガポールのチャンギ空港、中国の北京空港などが後に続いた。一つの空港がASQを12連覇を果たしたのは仁川が初めてだ。特に、昨年の1位は、同年初めに発生した手荷物大乱や密入国事件などの危機を克服して受けた評価だった。


だが、仁川空港のこのような華々しい成果は12連覇をもって中断する。仁川空港は今回の評価を最後に、ASQ評価に参加しないことにした。仁川空港は順位競争ではなく、来年初めに開港する第2旅客ターミナルの運用を安定化させ、仁川空港に先端ICT(情報通信技術)を組み込んだスマート空港として生まれ変わらせるために力を集中させる計画だ。ただし、サービス競争力を維持するために非公開でサービス評価を実施し、自己サービスモニタリングも強化する予定だ。

鄭日永(チョン・イルヨン)仁川空港公社社長は「ことしは仁川空港開港以来、初めて利用客数が6000万人を越えるだろう」とし「来年初めに開港する第2旅客ターミナルの運用を成功させることに加え、年間旅客数1億人時代に備えるために空港施設を増やす4段階建設事業も支障なく推進していきたい」と述べた。鄭社長は「ロボットやモノのインターネット(IoT)・ビッグデータ・生体認識などの新技術を総動員して仁川空港が自他共に認める世界1位スマート空港になるよう取り組んでいく」と付け加えた。



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