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<サッカー>空港でファンが「韓国サッカー死亡」抗議デモ…代表監督は別の出口へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2014年6月、ブラジルワールドカップ(W杯)グループリーグで敗退したサッカー韓国代表は仁川空港に到着した後、ファンに「これでも食らえ」とアメを投げられた。当時、怒った一部のサッカーファンは空港に「謹弔、韓国サッカーは死んだ」という横断幕を掲げた。(中央フォト)

「謹弔、韓国サッカー死亡した」「文化体育観光部はサッカー協会の不正を調べろ」

15日午前、仁川(インチョン)空港の到着ロビー。「サッカーを愛する国民」の会員5人が横断幕を持って現れた。この日に帰国したサッカー韓国代表の申台龍(シン・テヨン)監督(47)と金鎬坤(キム・ホゴン)大韓サッカー協会技術委員長(66)に対する抗議デモだった。韓国代表は最近、欧州遠征の強化試合で惨敗した。7日にモスクワでロシア代表に2-4で、11日にはスイスでモロッコ1.5軍に1-3で敗れた。申監督はドイツで外国人コーチ候補に会ったのに続き、来年6月にワールドカップ(W杯)が開催されるロシアでベースキャンプ候補を視察し、この日に帰国した。選手たちは12日に帰国した。

「サッカーを愛する国民」はこの日、声明書で▼サッカー協会会長と執行部の総辞職およびヒディンク監督招聘▼申監督と金技術委員長の辞任▼文化体育観光部のサッカー協会監査--を要求した。申監督はこの日に予定された空港インタビューを取り消し、あたかも罪人のように別のゲートから出ることになった。インタビューは安全上の問題を懸念し、サッカー協会に場所を移した。「サッカーを愛する国民」会員およそ2000人のうちこの日空港に出てきたのは5人にすぎなかったが、多くのファンはインターネットを通じて韓国代表に露骨な非難を浴びせている。闘志がない選手、フース・ヒディンク監督(オランダ)招聘説に関するサッカー協会の遅い対処はもちろん、文化体育観光部の監査で明らかになったサッカー協会の一部の役職員の不正などが重なり、非難が相乗作用を起こしている。


2014年6月のブラジルW杯グループリーグ(2敗1分け)で敗退したサッカー韓国代表は仁川(インチョン)空港に到着すると、ファンから「これでも食らえ」とアメを投げられた。当時も空港に「謹弔、韓国サッカーは死んだ」と書かれた横断幕を掲げたが、3年ぶりに同じ状況が再現されたのだ。

多くのファンが望んでいるのは、負けても最後まであきらめないサッカーだ。1998年フランスW杯のベルギー戦で李林生(イ・イムセン)が頭から血を流しながらも包帯を巻いてプレーした姿、2006年ドイツW杯のスイス戦で敗れた後に李天秀(イ・チョンス)が涙を流した姿にファンの気持ちは和らいだ。

2015年豪州アジアカップの決勝では0-1と敗色が濃厚となった後半ロスタイム、孫興民(ソン・フンミン、25、トッテナム)が同点ゴールを決めた後、観客席に向かって「勝つぞ、勝つぞ」と叫んだ場面もファンの脳裏に残っている。当時、韓国は結局、準優勝に終わったが、帰国した時には「アメ」の代わりに「花束」を受けた。

申監督はこの日午後、ソウル鍾路区新門路(シンムンロ)のサッカー会館で記者会見し、「ファンが失望するのは理解する。抗議デモをする方々もサッカーを愛する気持ちからしたことであり、今後はよりいっそう頑張っていきたい」とし「W杯で我々より劣るチームはないと考える。選手たちにもう少し『ハングリー精神』が必要だ」と語った。

韓国サッカーが崩れているがサッカー協会で責任を取る人は誰もいないという指摘に対し、金鎬坤技術委員長は「誰かが責任を取って辞めたところで解決することではない。私も責任を取る位置にいるが、まだやるべきことが多い。W杯に良い状態で行けるよう支えるのが任務だと考える」と辞任論を一蹴した。



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