『全斗煥(チョン・ドゥファン)回顧録』が再出版された。問題になった部分は削除された。出版社側は13日から「光州(クァンジュ)地裁の出版と配布禁止仮処分決定(2017年8月4日)に基づく内容修正本」であることを知らせる帯をかけて本の販売を始めた。裁判所が問題視した本文内容33カ所には「裁判所の仮処分決定による削除」という説明がそれぞれ付けられたという。
全斗煥回顧録は4月に出版された。合計3巻で第1巻の副題は「混沌の時代」、第2巻の副題は「青瓦台時代」、第3巻の副題は「荒野に立つ」だ。
全元大統領はこの本で光州(クァンジュ)民主化運動を「暴動」と規定し、自身を「光州事態治癒のために犠牲になった」と主張して議論を呼び起こした。
5・18記念財団は8月に全元大統領と息子の宰国(ジェグク)氏を相手取り回顧録の出版と配布禁止の仮処分申請を行った。これに対し光州地裁は「第1巻のうち、暴動、反乱、北朝鮮軍介入の主張、ヘリコプター射撃、戒厳軍発砲関連内容など33カ所を削除しなければ回顧録を配布したり販売、出版してはならない」と判示した。これを受け全斗煥回顧録第1巻は販売が中断された状態だった。
全元大統領側は、問題になった部分を削除して出版を継続するのか、損害賠償訴訟が最終決定されるまで出版を先送りするのかを検討し、「本を求める人が多く、出版を先送りするよりは問題になった部分をひとまず削除してでも再出版することにした」と明らかにした。
全斗煥回顧録は4月に出版された。合計3巻で第1巻の副題は「混沌の時代」、第2巻の副題は「青瓦台時代」、第3巻の副題は「荒野に立つ」だ。
全元大統領はこの本で光州(クァンジュ)民主化運動を「暴動」と規定し、自身を「光州事態治癒のために犠牲になった」と主張して議論を呼び起こした。
5・18記念財団は8月に全元大統領と息子の宰国(ジェグク)氏を相手取り回顧録の出版と配布禁止の仮処分申請を行った。これに対し光州地裁は「第1巻のうち、暴動、反乱、北朝鮮軍介入の主張、ヘリコプター射撃、戒厳軍発砲関連内容など33カ所を削除しなければ回顧録を配布したり販売、出版してはならない」と判示した。これを受け全斗煥回顧録第1巻は販売が中断された状態だった。
全元大統領側は、問題になった部分を削除して出版を継続するのか、損害賠償訴訟が最終決定されるまで出版を先送りするのかを検討し、「本を求める人が多く、出版を先送りするよりは問題になった部分をひとまず削除してでも再出版することにした」と明らかにした。
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