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【社説】長く加入するほど損とは…急がれる国民年金改正=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
100歳時代を迎え、国民年金を増やすことは必須だ。一銭でも多く老後資金を準備しようと、60歳を過ぎても年金を受けずに保険料を追加で納める。ところで、これが他の選択に比べて損をするというようなことが起きている。それでも政府は黙っている。60歳になっても保険料を納付する年金加入期間が10年未満の人が多い。10年未満なら年金を受けることができない。

このため60歳に任意で加入を続ける。このような人が31万人にのぼる。一部の人は10年を満たした後も納付を続ける。10年を超えても年金金額を増やそうとする人もいる。しかしこれは「延期年金」よりも損をしている。61歳に受ける年金を最長5年遅らせる制度だ。延期する場合、年7.2%ずつ年金が加算され、「任意継続加入」が相対的に不利になる。

従来の加入期間が長いほど、月の所得が高いほど、損が大きくなる。66-80歳の年金受領額が5000万ウォンほど少なくなるケースも生じる。現在、任意加入した31万人だけでなく、毎年新しく任意継続加入する人がさらに問題だ。昨年18万人が新しく加入した。


何が問題なのか。2012年に延期年金の加算率を6%から7.2%に引き上げ、2つの制度の整合性を考慮しなかったために生じたのだ。60歳を過ぎても働く人が増え、これを奨励するという望ましい措置だったが、別の側面を看過したのだ。さらに大きな問題はその後の政府の措置だ。昨年初め、保健福祉部はこうした矛盾の深刻性を知った。ところが問題を放置している。今でも同じだ。国民年金公団の窓口で個別に知らせる安易な方式で対応している。

これは国民欺まんと変わらない。今からでも問題点を詳細に公開し、「延期年金」に転換するよう案内しなければいけない。10年まで任意継続加入できるよう制限するのも方法だ。



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