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日本の「Pepper」が上陸…韓国ロボットは7年間停滞(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソフトバンクロボティクス(SBRH)が開発した「Pepper(ペッパー)」。

人の感情を認識するロボット「Pepper(ペッパー)」が韓国にくる。Pepperはヒューマノイド(人間型ロボット)だ。情報通信技術(ICT)業界によると、LGユープラス・ロッテ百貨店・イーマート・ウリィ銀行・教保文庫・キル病院は来月から1年間、店舗などにPepperを試験導入することにした。CJも来月から2カ月間CGVソウル龍山(ヨンサン)アイパークモールにPepperを導入する。

Pepperは日本ソフトバンク傘下のソフトバンクロボティクス(SBRH)が開発した。事実上、孫正義ソフトバンク会長の作品だ。孫会長は2012年、「アルデバランロボティクス」というフランスのヒューマノイド開発会社を買収、グループ内に編入してSBRHを設立し、ロボット事業に注力してきた。2014年に記者会見を開いてPepperを公開したのも孫会長だった。

Pepperはこれまで日本だけで1万台以上も売れ、米国や中国などでも導入が検討される次世代「ワールドスター」に浮上した。Pepperは人のように両脚で歩くホンダの「ASIMO(アシモ)」などに比べると技術的に優れたロボットではない。にもかかわらず人気がある理由は「サービスロボット」として「商用化」しているからだ。サービスの側面に集中したのが功を奏した。


人の表情などから感情を読み取りながら話して行動できるのが代表的な例だ。原理はクラウド方式の人工知能(AI)。従来のロボットのように内部にすべてのデータを保存するのではなく、外部のインターネットサーバーと通信しながらAIを通じて状況を判断する。

今回の韓国への導入は、ソフトバンクが韓国でPepperを使用しながら性能アップグレードの機会を提供する試験事業者を選定して実現した。韓国企業はPepperを試しながら今後追加で導入するかどうかを決める。過去のロボット市場は製造用ロボットが主導したが、ICTの発達で今はその主人公がPepperのように企業-消費者間取引(B2C)で有用なサービスロボットになる見込みだ。国際ロボット連盟は2015年に90億ドル規模だった世界サービスロボット市場が年平均30%以上成長し、2025年には1000億ドル(約11兆円)に達すると見込んでいる。

ロボット強国という韓国の企業が国産ではなく日本産(Pepper)に関心を持つ理由もここにある。日本がヒューマノイドに強いためもあるが、韓国がサービスロボット分野で遅れを取っている点が大きい。2015年基準で世界ロボット市場のうちサービスロボットが占める割合は38%。しかし韓国は15%にすぎない。同年、韓国は中国に続いて規模の面で世界2位のロボット出荷(3万8285台)国だった。にもかかわらず国内生産量より輸入量が1.7倍多い。主に日本産を輸入している。



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