トランプ大統領が国連総会での一般討論演説で北朝鮮の日本人拉致問題に言及したことを日本メディアが大々的に報じた。

トランプ大統領は１９日（現地時間）、ニューヨーク国連本部で演説し、「北朝鮮がスパイのための言語教師として活用するために日本の浜辺で１３歳の少女を拉致した」と述べた。こうした発言は、北朝鮮に拘束され解放後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビアさんの事件を取り上げながら出てきた。

共同通信によると、安倍首相と米国を訪問中の西村康稔官房副長官は「拉致問題は安倍政権が最も重要視する課題として扱い、各国に理解と協力を求めてきた」とし「（トランプ大統領の発言は）理解がよく伝達された結果だ。北朝鮮の核・ミサイル問題とともに拉致問題についても解決に全力を尽くす」と述べたという。


日本メディアもトランプ大統領の拉致問題関連発言を詳細に扱った。産経新聞は１面トップ記事で「トランプ大統領が横田めぐみさん（５２）＝拉致当時（１３）＝を念頭に北朝鮮による日本人拉致事件を非難した」と演説内容を紹介した。横田めぐみさんの母・早紀江さんも「本当に驚いた」とし 「国際社会で大きな危機のうねりが起きる中、トランプ大統領が拉致問題にも思いを寄せ、発言してくださったことは大きな意味がある」と話した。