マティス米国防長官が１８日（現地時間）、ソウルに重大危機をもたらさず北朝鮮を打撃できる対北朝鮮軍事オプションが存在すると明らかにした。

ロイター通信など海外メディアによると、マティス長官はこの日、国防総省で「ソウルに重大危機をもたらさず北朝鮮に取る軍事オプションはあるのか」という取材陣の質問に対し、「ある」とし「しかし詳細な話はしない」と答えた。詳しい内容については言葉を控えたが、マティス長官が「軍事的オプション」の細部シナリオに言及したのは初めてという評価だ。

これに先立ち国連のヘイリー米国大使も１７日、ＣＮＮのインタビューで「（トランプ大統領の）『炎と怒り』発言は空虚な脅しではない」とし「我々はあらゆる外交的手段を講じるが、それが効かなければマティス将軍がこの問題を扱うことになるだろう」と述べた。この日、ヘイリー大使は「マティス将軍が多くの軍事的オプションを持っている」と明らかにし、マティス長官が手に握るシナリオがどういう内容かに関心が集まった。


海外メディアはこの日、マティス長官の「ソウルに重大危険をもたらさない対北朝鮮軍事オプション」について、北朝鮮の核・ミサイル施設などに対する先制・予防精密打撃、ソウルを狙った休戦ライン北側の北朝鮮長射程砲や放射砲（ロケット砲）砲台無力化、北朝鮮指導部の除去のうちの一つかもしれないと分析した。

ロイター通信は、マティス長官が先月、宋永武（ソン・ヨンム）国防長官との会談で韓半島戦術核再配備案について議論した事実を確認した、と伝えた。ただ、マティス長官は戦術核再配備が考慮されていないことを明らかにした。