マーク・ナッパー駐韓米国大使代理は北朝鮮から最も近いところに位置する米国大使館でワシントンの対北朝鮮政策を執行しながら韓米同盟を調整する中堅外交官だ。北朝鮮の6回目の核実験で韓半島(朝鮮半島)危機指数がピークに達している中、ナッパー大使代理に会った。韓国人が最も心配する「戦争の可能性」、文在寅(ムン・ジェイン)大統領-トランプ大統領の相性などについて50分間ほどインタビューを行った。
--北朝鮮がレッドラインを越える瞬間、米国は北朝鮮を攻撃するのだろうか。
「仮定的な質問には答えない。ただ、在韓米軍には『今夜戦う準備ができている』という表現がある。これは同盟として北朝鮮の脅威を常に抑止する準備ができているということだ。先日訪韓したダンフォード統合参謀本部議長は『我々は戦争をする万全の態勢を整えたが、戦争を準備しているのではない』と述べた。戦争をしなければならない状況なら米国は準備ができているということだ。北朝鮮が戦いを挑んでくれば、米国は同盟(韓国)と米国の防衛のために戦う準備ができている。しかし我々は紛争を追求しない。いま我々の焦点は外交的努力と経済的圧力だ」
--これまで米国の対北朝鮮制裁は効果を得ていないようだ。今後は本当に「セカンダリーボイコット」をするだろうか。
「そうだ。中国だけでなくロシア、リビアでも北朝鮮と不法取引をした企業を摘発した。今後も国連の制裁を違反した会社を探し出して相応の措置を取る」
--THAAD(高高度防衛ミサイル)が429日目にようやく配備された。韓国政府が非協調的だったと思わないか。
「それについてはさまざまな視点と意見があると思う。しかし青瓦台(チョンワデ、大統領府)と国防部、警察、環境部など複数の部処が絡む複雑な事案だったが、韓米間に協調がうまくいった。特に文在寅大統領は7月28日の北朝鮮の2回目の大陸間弾道ミサイル発射直後、THAAD追加配備という重要かつ強力な決断を下した。これを評価する」
--文大統領が態度を変えたのは米国が北朝鮮を攻撃すると懸念したからではないのか。
「大統領の心理については分からない。しかし文大統領のリーダーシップについて我々は本当にうれしく思う。文大統領は韓米関係の強化と改善のために献身するリーダーシップを見せた。特に就任の数週後、真っ先に米国を訪問した点を歓迎する。文大統領が取った一連の措置も同盟を重視していることを見せている。同盟の立派な管理者であることを立証した」
--どうして分かるのか。外交的修辞ではないのか。
「就任直後に最初に米国を訪問した点からそうだ。またソウルを訪問した米国議員団やダンフォード統合参謀本部議長にすべて会った点もそうだ。文大統領は忙しい方だ。同盟を重視していなければそのようにできなかっただろう。文大統領は私が青瓦台に入るたびに『またお会いしましたね』とあいさつする。これだけを見ても文大統領が同盟に大きな関心と時間を向けていることが分かる。文大統領が同盟に見せる関心に感謝している」
--しかしトランプ大統領と文大統領の電話会談の回数は安倍首相と比べてあまりにも少ない。
「回数より内容と質が重要だ。首脳が対話をすれば、同盟を強化し、対北朝鮮抑止を強化するのに役立つ重要な合意が導き出される。量よりも質だ」
--質も問題が多い。45分間の電話会談中、トランプ大統領は「北朝鮮と対話をしたか」という一言だけを話したという噂がある。
「首脳の対話は具体的にどういう内容か話せない。しかしマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長、ティラーソン国務長官と康京和(カン・ギョンファ)外交長官など実務陣では毎日すべてのレベルで電話や文字で連絡を取り合っている」
--鄭義溶室長と康京和長官は実権がない脇役にすぎないという指摘もある。
「私はとても印象的な人たちと仕事をしている。理解力が深く、熱情的な人たちだ」
--宋永武(ソン・ヨンム)国防長官が国会で戦術核再配備オプションを検討すると述べた。
「そのような必要はないと考える。韓国内に戦術核再配備の議論があることは知っている。私は韓国の政治家に定期的に会う。中にはそのような主張をする重鎮政治家もいる。しかし率直にいうと、北朝鮮の核を防ぐ最善の方法は戦術核の再配備ではなく米国の拡張抑止力だと信じる。さらに我々の目標は韓半島の非核化だ。再配備はそのような目標を誤って導くおそれがある」
--韓国も核武装すべきだという主張は。
「韓国は米国とともに核拡散防止条約(NPT)の存在感ある構成員であり、核兵器の増加でなく縮小に努力する国だ。核武装はそのような韓国のあらゆる立場に反する」
--しかし北朝鮮が核国家になる中、韓国も核で武装し、北東アジアのイスラエルになるべきだという主張が支持を得ている。
「韓国が(北東アジアの)イスラエルになると考えたことはない。今ははっきりと北朝鮮に対する抑止の意志を見せる時だ。核兵器を導入して事案を複雑にしないという点を明確にしなければいけない。韓国は米国の韓国防衛公約を信頼する必要がある。米国は韓国を守るという強い意志がある」
--国会を訪問し、「韓国は主導的役割(the leading role)でなく一つの役割(a leading role)をしなければいけない」と発言した。文在寅大統領の「韓国主導論」を一蹴するものか。
「良い質問に感謝する。少し誤解があった。私がその発言で言いたかったポイントはこうだ。すなわち、韓米は利害と責任を共有する一つの同盟だが、『the leading role』という表現は韓国が単独で進めるという意味として聞こえた。北朝鮮の核を防ぐのは韓米が共にすることだ。単独ではできない。それで我々は一つであり、米国も韓国もその中でそれぞれ一つの役割をしなければいけないという意味で話した」
--文在寅政権の発足後、韓米同盟が揺れているという指摘がある。
「韓米は同じページにあり、両国の間には光が漏れる隙もないと行動と声明を通じて明確にした。近いうちに文大統領とトランプ大統領がまた会う機会があるだろう。おそらくニューヨーク国連総会期間に両首脳の会談が行われるだろう。米国人の7割が韓米同盟を支持するという世論調査の結果が最近出たが、その意味は大きい。民主国家では国民の考えが重要だ。したがって多くの米国人が同盟を支持するというのは本当に大きな意味を持つ。昨年春に訪韓したペンス副大統領の父は韓国戦争(朝鮮戦争)参戦者だった。参戦者の息子が娘を連れてソウルに来た。そのメッセージは、韓米同盟は代々続く確固たる同盟というものだ。私にも韓米同盟は特別だ。父が1980年代に韓国でチームスピリット訓練に参加した米海兵だった。また私の息子エリックスは韓国で生まれ、最近は脱北者のために英語教育のボランティアをしている。このように同盟は特定の状況や個人によって縮小されず、政派を超越して存続する」
--それなのにトランプ大統領はなぜ「融和策(appeasement)」という言葉まで使って文大統領を嘲弄するツイートをしたのか。
「大統領のツイッターを私は分析しない。私が本当に疑問に思うのは、なぜ北朝鮮が文大統領の人道的な離散家族再会提案に応じないかという点だ。これは政治的なイシューではない。私が2000年に韓国に勤務した時、最初の離散家族の再会があった。外国人の私にも感動的だった。それだけにいま北朝鮮が反応しないのは残念でならない。なぜ北朝鮮は離散家族をこのようにずっと離しておくのか。離散家族再会案を人道的に探すのがイシューだ」
--核実験が行われている中でも離散家族の再会をするべきか。
「これは政治的イシューではなく人道主義イシューだ。米国は政治と人道主義イシューを常に分離して扱う。離散家族の年齢を考えれば再会は大きな意味がある。北朝鮮がなぜこのような基本的な人道的措置に応じないのか理解しがたい」
--もう一度尋ねたい。同盟がそれほど良い状態なら、なぜトランプ大統領は文大統領を嘲弄するコメントをするのか。
「その後に続いた韓米首脳の電話会談を見ると、両国が同じページにいることが分かる。北朝鮮に最大限の圧力を加える必要性に両首脳が同意した」
--その電話会談後にトランプ大統領は「韓国の武器購入を承認した」とコメントしたが、韓国政府は「そのような話はなかった」と発表した。どういうことなのか。
「それは分からない。しかし韓米は(対北朝鮮)抑止力を強化し、同盟能力を強化するための議論を常にしてきた。(武器購入の話は)戦作権転換の一環として議論される可能性もある」
--トランプ大統領が韓米FTAを破棄することにしたという報道があり、韓国を驚かせた。
「(大統領の発言ではなく)匿名の消息筋を引用した報道であることを指摘しておきたい。それよりもライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が5日、韓米FTAにやや改定を加える交渉をしていると発言したことに注目してほしい。トランプ大統領は貿易赤字を減らし、貿易環境がより公正になることに関心を持っている」
--韓国人は戦争を深く心配している。
「その心情を理解する。しかし今の米国の焦点は軍事オプションではなく外交・経済的オプションだ。戦争が起こればその結果はどれほど悲惨か、我々ははっきりと理解している。米国は戦争を追求していない。ただ、北朝鮮のいかなる脅威に対しても韓国と米国を守る準備ができているだけだ」
--米国が戦争の代わりに北朝鮮と平和協定を結ぶことで北核を整理すれば、在韓米軍は撤収すると韓国人は心配している。
「そういうことはない。今の韓米同盟は歴代最強の状態だ。米軍撤収は全く議論されていない。韓米連合訓練の縮小を条件に北朝鮮とディールするという案も全く議論されていない」
◆マーク・ナッパー駐韓米国大使代理
42歳。韓国と縁が深い知韓派米国外交官。2015年から在韓米大使館の次席公使として在職し、1月のトランプ大統領の就任と同時に当時のマーク・リッパート駐韓米国大使が離任した後、大使代理を務めている。プリンストン大を卒業した後、1993-95年、97-01年にソウルの米国大使館で勤務した。北朝鮮を2回訪問するなど韓半島全般にわたり経験が多い。
--北朝鮮がレッドラインを越える瞬間、米国は北朝鮮を攻撃するのだろうか。
「仮定的な質問には答えない。ただ、在韓米軍には『今夜戦う準備ができている』という表現がある。これは同盟として北朝鮮の脅威を常に抑止する準備ができているということだ。先日訪韓したダンフォード統合参謀本部議長は『我々は戦争をする万全の態勢を整えたが、戦争を準備しているのではない』と述べた。戦争をしなければならない状況なら米国は準備ができているということだ。北朝鮮が戦いを挑んでくれば、米国は同盟(韓国)と米国の防衛のために戦う準備ができている。しかし我々は紛争を追求しない。いま我々の焦点は外交的努力と経済的圧力だ」
--これまで米国の対北朝鮮制裁は効果を得ていないようだ。今後は本当に「セカンダリーボイコット」をするだろうか。
「そうだ。中国だけでなくロシア、リビアでも北朝鮮と不法取引をした企業を摘発した。今後も国連の制裁を違反した会社を探し出して相応の措置を取る」
--THAAD(高高度防衛ミサイル)が429日目にようやく配備された。韓国政府が非協調的だったと思わないか。
「それについてはさまざまな視点と意見があると思う。しかし青瓦台(チョンワデ、大統領府)と国防部、警察、環境部など複数の部処が絡む複雑な事案だったが、韓米間に協調がうまくいった。特に文在寅大統領は7月28日の北朝鮮の2回目の大陸間弾道ミサイル発射直後、THAAD追加配備という重要かつ強力な決断を下した。これを評価する」
--文大統領が態度を変えたのは米国が北朝鮮を攻撃すると懸念したからではないのか。
「大統領の心理については分からない。しかし文大統領のリーダーシップについて我々は本当にうれしく思う。文大統領は韓米関係の強化と改善のために献身するリーダーシップを見せた。特に就任の数週後、真っ先に米国を訪問した点を歓迎する。文大統領が取った一連の措置も同盟を重視していることを見せている。同盟の立派な管理者であることを立証した」
--どうして分かるのか。外交的修辞ではないのか。
「就任直後に最初に米国を訪問した点からそうだ。またソウルを訪問した米国議員団やダンフォード統合参謀本部議長にすべて会った点もそうだ。文大統領は忙しい方だ。同盟を重視していなければそのようにできなかっただろう。文大統領は私が青瓦台に入るたびに『またお会いしましたね』とあいさつする。これだけを見ても文大統領が同盟に大きな関心と時間を向けていることが分かる。文大統領が同盟に見せる関心に感謝している」
--しかしトランプ大統領と文大統領の電話会談の回数は安倍首相と比べてあまりにも少ない。
「回数より内容と質が重要だ。首脳が対話をすれば、同盟を強化し、対北朝鮮抑止を強化するのに役立つ重要な合意が導き出される。量よりも質だ」
--質も問題が多い。45分間の電話会談中、トランプ大統領は「北朝鮮と対話をしたか」という一言だけを話したという噂がある。
「首脳の対話は具体的にどういう内容か話せない。しかしマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長、ティラーソン国務長官と康京和(カン・ギョンファ)外交長官など実務陣では毎日すべてのレベルで電話や文字で連絡を取り合っている」
--鄭義溶室長と康京和長官は実権がない脇役にすぎないという指摘もある。
「私はとても印象的な人たちと仕事をしている。理解力が深く、熱情的な人たちだ」
--宋永武(ソン・ヨンム)国防長官が国会で戦術核再配備オプションを検討すると述べた。
「そのような必要はないと考える。韓国内に戦術核再配備の議論があることは知っている。私は韓国の政治家に定期的に会う。中にはそのような主張をする重鎮政治家もいる。しかし率直にいうと、北朝鮮の核を防ぐ最善の方法は戦術核の再配備ではなく米国の拡張抑止力だと信じる。さらに我々の目標は韓半島の非核化だ。再配備はそのような目標を誤って導くおそれがある」
--韓国も核武装すべきだという主張は。
「韓国は米国とともに核拡散防止条約(NPT)の存在感ある構成員であり、核兵器の増加でなく縮小に努力する国だ。核武装はそのような韓国のあらゆる立場に反する」
--しかし北朝鮮が核国家になる中、韓国も核で武装し、北東アジアのイスラエルになるべきだという主張が支持を得ている。
「韓国が(北東アジアの)イスラエルになると考えたことはない。今ははっきりと北朝鮮に対する抑止の意志を見せる時だ。核兵器を導入して事案を複雑にしないという点を明確にしなければいけない。韓国は米国の韓国防衛公約を信頼する必要がある。米国は韓国を守るという強い意志がある」
--国会を訪問し、「韓国は主導的役割(the leading role)でなく一つの役割(a leading role)をしなければいけない」と発言した。文在寅大統領の「韓国主導論」を一蹴するものか。
「良い質問に感謝する。少し誤解があった。私がその発言で言いたかったポイントはこうだ。すなわち、韓米は利害と責任を共有する一つの同盟だが、『the leading role』という表現は韓国が単独で進めるという意味として聞こえた。北朝鮮の核を防ぐのは韓米が共にすることだ。単独ではできない。それで我々は一つであり、米国も韓国もその中でそれぞれ一つの役割をしなければいけないという意味で話した」
--文在寅政権の発足後、韓米同盟が揺れているという指摘がある。
「韓米は同じページにあり、両国の間には光が漏れる隙もないと行動と声明を通じて明確にした。近いうちに文大統領とトランプ大統領がまた会う機会があるだろう。おそらくニューヨーク国連総会期間に両首脳の会談が行われるだろう。米国人の7割が韓米同盟を支持するという世論調査の結果が最近出たが、その意味は大きい。民主国家では国民の考えが重要だ。したがって多くの米国人が同盟を支持するというのは本当に大きな意味を持つ。昨年春に訪韓したペンス副大統領の父は韓国戦争(朝鮮戦争)参戦者だった。参戦者の息子が娘を連れてソウルに来た。そのメッセージは、韓米同盟は代々続く確固たる同盟というものだ。私にも韓米同盟は特別だ。父が1980年代に韓国でチームスピリット訓練に参加した米海兵だった。また私の息子エリックスは韓国で生まれ、最近は脱北者のために英語教育のボランティアをしている。このように同盟は特定の状況や個人によって縮小されず、政派を超越して存続する」
--それなのにトランプ大統領はなぜ「融和策(appeasement)」という言葉まで使って文大統領を嘲弄するツイートをしたのか。
「大統領のツイッターを私は分析しない。私が本当に疑問に思うのは、なぜ北朝鮮が文大統領の人道的な離散家族再会提案に応じないかという点だ。これは政治的なイシューではない。私が2000年に韓国に勤務した時、最初の離散家族の再会があった。外国人の私にも感動的だった。それだけにいま北朝鮮が反応しないのは残念でならない。なぜ北朝鮮は離散家族をこのようにずっと離しておくのか。離散家族再会案を人道的に探すのがイシューだ」
--核実験が行われている中でも離散家族の再会をするべきか。
「これは政治的イシューではなく人道主義イシューだ。米国は政治と人道主義イシューを常に分離して扱う。離散家族の年齢を考えれば再会は大きな意味がある。北朝鮮がなぜこのような基本的な人道的措置に応じないのか理解しがたい」
--もう一度尋ねたい。同盟がそれほど良い状態なら、なぜトランプ大統領は文大統領を嘲弄するコメントをするのか。
「その後に続いた韓米首脳の電話会談を見ると、両国が同じページにいることが分かる。北朝鮮に最大限の圧力を加える必要性に両首脳が同意した」
--その電話会談後にトランプ大統領は「韓国の武器購入を承認した」とコメントしたが、韓国政府は「そのような話はなかった」と発表した。どういうことなのか。
「それは分からない。しかし韓米は(対北朝鮮)抑止力を強化し、同盟能力を強化するための議論を常にしてきた。(武器購入の話は)戦作権転換の一環として議論される可能性もある」
--トランプ大統領が韓米FTAを破棄することにしたという報道があり、韓国を驚かせた。
「(大統領の発言ではなく)匿名の消息筋を引用した報道であることを指摘しておきたい。それよりもライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が5日、韓米FTAにやや改定を加える交渉をしていると発言したことに注目してほしい。トランプ大統領は貿易赤字を減らし、貿易環境がより公正になることに関心を持っている」
--韓国人は戦争を深く心配している。
「その心情を理解する。しかし今の米国の焦点は軍事オプションではなく外交・経済的オプションだ。戦争が起こればその結果はどれほど悲惨か、我々ははっきりと理解している。米国は戦争を追求していない。ただ、北朝鮮のいかなる脅威に対しても韓国と米国を守る準備ができているだけだ」
--米国が戦争の代わりに北朝鮮と平和協定を結ぶことで北核を整理すれば、在韓米軍は撤収すると韓国人は心配している。
「そういうことはない。今の韓米同盟は歴代最強の状態だ。米軍撤収は全く議論されていない。韓米連合訓練の縮小を条件に北朝鮮とディールするという案も全く議論されていない」
◆マーク・ナッパー駐韓米国大使代理
42歳。韓国と縁が深い知韓派米国外交官。2015年から在韓米大使館の次席公使として在職し、1月のトランプ大統領の就任と同時に当時のマーク・リッパート駐韓米国大使が離任した後、大使代理を務めている。プリンストン大を卒業した後、1993-95年、97-01年にソウルの米国大使館で勤務した。北朝鮮を2回訪問するなど韓半島全般にわたり経験が多い。
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