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<W杯サッカー>韓国の慢性「便秘サッカー」 変化なければ本大会で恥

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
6日にウズベキスタンのタシケントで行われた2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組第10戦で韓国が0-0でウズベキスタンと引き分けると、国内のサッカーファンは不満を表出した。辛くも組2位を守り9回連続のW杯本大会進出を達成したが、競技力が期待以下だったからだ。有効シュートが1本もなかったイラン戦(0-0引き分け、8月31日)に続き、韓国代表はこの日も苦戦し、無得点に終わった。

試合後に申台龍(シン・テヨン)監督(47)がインタビューでW杯本大会進出の所感を語ったこともファンを怒らせた。同じ時間に行われたシリア-イラン戦が2-2の状態で進行中だったからだ。後半ロスタイムだったが、シリアがゴールを決めれば組2位に上がり、韓国が3位に落ちてプレーオフに回る状況だった。ファンは「韓国がW杯本大会に進出させられた」と皮肉った。「イランの監督を胴上げするべき」「監督が交代してももどかしい便秘サッカーは相変わらず」などと非難のコメントが続いた。

大韓サッカー協会の支援システムも十分でなかった。指導力が問題視されたシュティーリケ監督(64、ドイツ)の更迭をためらって最終予選の終盤に入り込み、本大会行きが危ぶまれるとあたふたと実行に移した。監督交代のタイミングを逃した後、最後に指揮棒を握ることになった申台龍監督は、選手団をまとめる時間の余裕もなく実戦を迎えた。


多くの苦難の末にW杯本大会進出を成し遂げた韓国サッカーの歩みは「ライバル」日本と対照的だ。日本はサウジアラビアや豪州など強豪国が含まれたB組で、9試合を終えた時点で6勝1敗2分けとして組1位を確定し、6回連続の本大会行きを決めた。日本代表のハリルホジッチ監督(ボスニア)は選手との頻繁な意見衝突で何度も問題になったが、競技力は悪くなかった。豪州との第9戦では本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスターシティ)など主軸メンバーを抜き、23歳の新星、浅野拓磨(シュトゥットガルト)など若い選手を中心にチームを構成しながら2-0で完勝した。スター選手という理由で無条件に起用することなく、力を発揮できる選手を抜てきした結果だった。

韓国は日本との対戦成績で40勝14敗23分けと大きくリードしているが、最近の5試合は3敗2分けと完全にやられている。日本代表は27人のうち16人が欧州組だ。一方、韓国は欧州組が孫興民(ソン・フンミン、トッテナム)、権昶勲(クォン・チャンフン、ディジョン)、黄喜燦(ファン・ヒチャン、ザルツブルク)、具滋哲(ク・ジャチョル、アウクスブルク)の4人にすぎない。

韓国代表の基盤となるプロサッカーKリーグのインフラも虚弱だ。日本プロサッカーJリーグは東南アジア市場でも積極的なマーケティングを展開し、昨年、英スポーツメディアグループ「パフォーム」と10年間・2000億円で中継権契約を結んだ。これを通じてJ1リーグ所属18チームに毎年3億5000万円ずつ分配する。Kリーグの中継権料は総額60億ウォン(約6億円)水準。Kリーグ球団が期待できる分配金は事実上、優勝賞金5億ウォンがすべてだ。

在日韓国人サッカー専門記者の慎武宏(シン・ムグァン)氏は「W杯最終予選の最終戦で韓日両国の代表チームの雰囲気は対照的だった。韓国が引き分けで満足する姿から、韓国はW杯本大会進出自体が目標だったという点を実感した」とし「日本は本大会進出が決まった後のサウジアラビア戦で0-1で敗れたことを深く反省した。本大会の舞台でより高い段階に進もうと徹底的に準備しているため」と話した。

慎氏は「日本はハリルホジッチ監督の就任後、『パスサッカー』の枠を崩して果敢に前に出る『効率サッカー』を追求している」とし「まだ『合わない服』のように感じられるが、不足している部分を補っていく努力と挑戦は評価できる。これは韓国サッカーが最近失っている姿でもある」と指摘した。

来年6月開催のロシアW杯本大会まで残り9カ月。短期間に韓国サッカーの競争力を高めるための専門家の処方は2つある。李天秀(イ・チョンス)JTBC解説委員は「残りの期間、世界的な強豪チームと海外で強化試合を繰り返し、経験を積む必要がある。国民の期待値が大きく落ちた現状況はむしろ負けることを恐れず強化試合に臨める良い機会」と話した。ハン・ジュンヒKBS(韓国放送公社)解説委員は「積極的な選手団の整備が必要」とし「申台龍監督の戦術に合う選手で代表チームを改編するのがよい。10月に予定された欧州遠征にイ・スンウ(ヴェローナ)など有望株を抜てきするのも悪くない。競争は代表チーム内の健全な緊張感を形成するのに役立つ」と語った。



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