この日、休校や新幹線の一時見合わせなど日本の対応を行き過ぎると感じることはできない。ミサイルがもしも日本の都市や市町村の上に落ちた場合起こりえた惨事は考えただけでも背筋が寒くなる。北朝鮮がいくらミサイルを打ち上げても泰然自若としている韓国社会がむしろおかしいと考えるべきだ。ドナルド・トランプ大統領と安倍晋三首相の電話会談は北朝鮮のミサイル発射からわずか3時間ほど後の午前9時24分から始まり40分間続いた。だが文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍首相の電話会談はその翌日の30日午前9時30分から行われた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)はこの電話会談は安倍首相の要請で行われたと説明している。私は北朝鮮ミサイルが日本上空を飛んだその日、文大統領が先に安倍首相に電話をかけるべきだったと考える。そして日本国民が感じた恐怖に共感し、北朝鮮が日本を威嚇する行為を糾弾し、断固たる対応策を共に話し合うべきだったと考える。もちろん文大統領は、満一日が過ぎて行った安倍首相との電話会談で「挑発を越えて近隣諸国に対する暴挙」と述べて安倍首相と足並みをそろえた。
だが衝撃を受けた相手に先に電話することと、後で相手の要請を受けて話をするのは次元が同じだと見ることはできない。隣の家が火事に見舞われた時、火を見るや水甕を持って駆けつけるのと、火がある程度沈静化してから訪ねて行くことでは誠意が別物に感じられるのと同じことだ。
だが衝撃を受けた相手に先に電話することと、後で相手の要請を受けて話をするのは次元が同じだと見ることはできない。隣の家が火事に見舞われた時、火を見るや水甕を持って駆けつけるのと、火がある程度沈静化してから訪ねて行くことでは誠意が別物に感じられるのと同じことだ。
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