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韓国農村「109人のうち4人を除けば高齢者、村が消えるか心配」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

急速な高齢化は田舎の風景を変えている。江原道鉄原郡近北面の子どもの遊び場は雑草が生い茂っている。

6月中旬、江原道鉄原郡(カンウォンド・チョルウォングン)の近北面幽谷里(クンブンミョン・ユゴクリ)に歌手PSYの曲『芸能人』が鳴り響いた。休戦線に近いため、近隣軍部隊から対北朝鮮放送が流れる。また、歌手TOYの『熱いさようなら』が続いた。

ところで、楽しいリズムとは反対に村には人の気配をなく静寂だけが流れる。子どもの遊び場は空いていた。路地には高齢者向け歩行器が放置されている。住民登録人口は109人(5月基準)だが、実際の居住者は100人に及ばない。アン・ソクホ里長は「祖母が面倒を見ている小学生3人と60歳に近いおじさんを除いては皆65歳以上の高齢者だ。ここは70~80代になってこそ高齢者だと呼ぶ」と話す。子ども2人は多文化家庭の子どもだ。母が村を離れた。

小学校は児童が減り、20年前に閉校して放置されたが2015年からグランピング場として使われている。子ども3人は車で20分をかけて町に通学している。祖母のチャン・ヨンジャさん(74)は「村に若い人はおらず、皆老人だけだ。一人暮らしの人は死ぬことを気を付けなければならない状況」と話した。


家主が亡くなると空き家になる。村の60棟中7棟が放置されている。広場には雑草が生い茂り、ビニールハウスとガラス窓が壊れている。近北面には転入者がほとんどいない。都市に出て行ったり、亡くなったりすることで人口が減るだけだ。ここ4年間、6人が亡くなった。

店や病院がなくて近隣の金化邑(キムファウプ)まで車で20分がかかるところに行かなければならない。青年会長も引き受ける人がいない。農作業の人手がおらず、外国人労働者が代わる。

「それでも(9年前には)赤ん坊の泣き声が聞こえる時が良かった。最近は夜になると村が本当に静かだ。皆年を取って一人ずつ亡くなるから、このままだと村が消えるか心配だ」。最高齢者のキム・ギョンニョルさん(87)はため息をついた。

近北面の高齢者の割合は59.3%(2015年人口センサス)。全国3482の邑・面・洞の中で1位だ。住民登録を基準にしたもので、アン・ソクホ里長が実際に集計した割合と差がある。



韓国農村「109人のうち4人を除けば高齢者、村が消えるか厐配」(2)

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