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ある韓国整形医院の意志 「20年間医療事故ゼロ…患者の70%は外国人」 

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「なぜここまでするのかと不満をこぼす職員もいます。最高のものを作って待てばいつかは認められると説得しました」

ソウル江南区(カンナムグ)のJK整形外科医院は手術室の単位面積当たりのホコリの数を大学病院並みに管理している。手術室に出入りする時は「エアーシャワー(服などについたホコリを空気で引き離す装置)」を通過しなければならない。個人整形外科ではあまり使わない装置だ。厳しい運営方針にはチュ・グォン代表院長(51)の意志が込められている。

韓国保健福祉部は24日、外国人患者誘致医療機関の評価指定制度により海外の患者が信頼して訪れることのできる医療機関4カ所を指定し、発表した。JK整形外科は全国500カ所余りの外国人誘致整形外科のうち福祉部の厳格な基準を通った唯一の病院だ。


チュ院長が導くJK整形外科は2009年に海外患者誘致事業者として登録した第1号だ。患者の70%以上がロシア・中東・東南アジア・米国などから来る。外国人に合わせて運営しているため多国語ホームページ、言語別同意書の設置などで高い点数を受けた。チュ院長は「言語問題の解決は最小限の条件」としつつ、「職員が担当国家の文化の特性を把握するために現地のテレビ番組まで見ている」と話した。

チュ院長が外国人特化サービスよりも強調するのは安全だ。JK整形外科は1998年の開院から20年間「医療事故0件」を記録している。チュ院長は「医療行為に誤りがあったとすれば責任は手術した医師と病院にある」と話す。そのため手術前・中・後の感染管理を細やかに行い安全管理規則遵守を厳格に守る。

「MERS(中東呼吸器症候群)や禁韓令の余波で中国人患者が減ったと言われています。しかし、韓国市場の勢いが初めて右肩下がりに転じたのは違法ブローカー波紋の時でした」。頻繁な医療事故の原因をすべて現地ブローカーのせいにしたため、合法的に患者を送ってきていた業者まで台湾・日本などに行先を変更したのだという。



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